易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「出会い」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「天風姤」の「二爻変」でした。
  • 「姤」(こう)は偶然の「出会い」であり、男ばかりの職場に新規採用の女子社員が配属されてきた状況。
  • 組織は、そのメンバー構成が1人でも変われば、全体の動きや雰囲気が変わるものです。
  • その新しい女子職員の直属上司という立場にいるとしたら、如何に振舞うべきか。「二爻」は、「新たな出会いが生まれたチームの一員として、しっかり育ててあげなさい。」と示唆しているようです。
  • この卦象や卦爻辞から導かれる本日のテーマは、「出会い」です。
  • 人生には、数多くの「出会い」がありますが、偶然の出会いが2回目になると、「縁」というものを強く感じますね。
  • 私が『易経』に親しむようになったのは、ある心理系の専門職で後に大学の教員をされた方との「出会い」があったからです。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 私の住む地域で開かれている講座:「なわて学」では、毎回様々な知識や感動に「出会い」ます。

先日(8/1)開催の講座:まちづくり鼎談「四條畷の魅力発信」~行政の推進役と可視化戦略仕掛け人のバトル では、元市産業振興アドバイザー・扇谷昭氏のコーディネートで、四條畷市副市長・林有理氏と同市マーケティング監・西垣内渉氏から、最近の市政にまつわるホットな話題が提供され、(90分の予定時間をオーバーして)熱心に意見が交換されました。

  • 主な話題項目を以下にメモしました。
  • 市域の人口動態 ②公共交通のあり方 ③市政運営方針と歴史文化 ④区長制度の廃止と自治組織のあり方 ⑤スマートシティ・プロジェクト ⑥公共施設の見直しと再整備 ⑦市民とのパートナーシップと活動支援のあり方 

 

〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマは「出会い」です。自分の人生を決定づけるような出会いの機会を「3つ」挙げるとすれば、それは「出生・結婚・就職」でしょう。
  • このうち「就職」は、人生を大きく左右するターニングポイントであり、また様々な個性と能力を持つ人間との大切な「出会い」の機会でもあります。
  • 組織におけるより良い「出会い」、「縁」、そして「適材適所」を考えるとき、宮大工棟梁の西岡常一氏の著書『木に学ぶ』が、何となくイメージされました。
  • その中で西岡氏が「木ィいうのんは、植えるとき太陽の方を向くとか、風がどうとかちゅうことで、クセができてくるんですわ。右にねじれたり、左にねじれたり、とな。切って乾燥させて建築の材料になっても、そのクセはちゃんと現れます。」と語っている部分があります。
  • 昨今、働き方改革やコロナ対策に伴って、リモート〇〇などの新しいワークスタイルが求められています。
  • しかし、働く環境やスタイルがどのように変化しようとも、建築材料としての木は「寸法で組むのではなく、クセで組む」と西岡氏が語るように、人と人とのより良い「出会い」~「縁」~「組み合わせ」が、何よりも大切なことに変わりはありません。