易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「試練に耐える」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「沢水困」の「五爻変」でした。
  • 「困」(こん)は、何をするにも条件が整わず、苦しいけれども試練に耐えるときです。
  • 「五爻変」ですから、厳しい環境の下でも志を失わず、しかるべきときを待ちます。
  • この卦象や卦爻辞から導かれる本日のテーマは、「試練に耐える」です。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 地域講座:「なわて学」で身近な地域を学んでいると、知的な探求の世界が大きく広がります。
  • 例えば「信仰の世界」にも…16世紀、戦国時代の日本にキリスト教が伝わりました。畿内では河内キリシタンの興味深い歴史が、ここ四條畷の砂・岡山地区と田原地区にあります。
  • 三好長慶畿内を治めていた当時、飯盛城の支城・岡山城主・結城一族が熱心な信者となり、ほとんどの領民がキリスト教の信者でした。
  • また、同じく飯盛城の支城・田原城主も熱心なキリシタンであったことが、平成14年(2002年)に発掘された「日本最古のキリシタン墓碑」(1581年8月7日・田原礼幡<レイマン>)から知ることができます。

 

〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマ「試練に耐える」から、聖心女子大学のシスター・鈴木秀子氏の言葉が頭に浮かびました。『シスター鈴木秀子の祈り』というブログも発信されています。
  • 私が特に印象に残っている言葉は、

「変えられることを変える勇気を

 変えられないことを受け容れる心の広さを

 両者を見分ける叡智を お与えください。」 です。

  • 人生には3つの坂があるといわれます。それは「上り坂」「下り坂」そして「まさか」です。
  • 「上り」は、めざす目標があるので少々苦しくとも克服したい坂ですね。でも「下り」は、自分の意志でその道を選んでいるなら納得できますが、不本意な左遷や人事異動に遭遇するかもしれません。
  • 「まさか」という坂は、自然災害で住居を失ったり、コロナ禍で勤務先が倒産し、いきなり働く場を失うような、予想外の厳しい環境に置かれるようなことでしょう。
  • 様々な「人生の坂」に出会うとき、鈴木秀子氏の言葉に救われる気がします。