易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「風を感じ位置を知る」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「巽為風」の「二爻変」でした。
  • 「巽」(そん)は、風が重なった形で風の性質を象徴する卦です。無心になって世間の風を感じてみるとき。
  • 「二爻変」ですから、世間の風を感じ取りながら、自らの止まるところを知って、徐々に進むべき方向を掴みます。
  • この卦象や卦爻辞から導かれる本日のテーマは、「風を感じ位置を知る」です。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 地域講座:「なわて学」では、地域をまるごと学ぶ講座ですが、その地域に軸足を置いて「学び」をコツコツ重ねると、自分なりに「風を感じ位置を知る」ことができます。
  • 私流に、当地・「四條畷」を語るための8つの領域を「マンダラチャート」に落としてみました。

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まるごと学ぶマンダラチャート


 

〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマ「風を感じ位置を知る」から、風の力だけを頼りに目的地をめざす小さなヨット、そして、その昔お会いしたことのあるヨットマンが頭に浮かびました。1929年(昭和4年)生まれで、36歳の時に、日本人として初めて単独で太西洋をヨットで横断し、その後太平洋横断も果たした鹿島郁夫氏です。
  • 氏の愛するヨットは全長5.8mの「コラーサ号」で、太平洋横断の際の「コラーサ2世号」(KORRASAⅡ)は、淡輪ヨットハーバーのヨットハウスに展示されています。
  • 鹿島氏は、「大阪府淡輪ヨットハーバー」のハーバーマスターとして在任中、1994年(平成6年)に開催された関西国際空港の開港記念イベント「環太平洋ヨットレース」の企画・実施に中心的な役割を担いました。
  • その後2006年(平成18年)の77歳の時には、60代で果たせなかった「世界最高齢の単独無寄港世界一周」に3度目の挑戦を敢行しました。
  • 残念なことに2007年5月、高波にあおられて腰を痛めたためにオーストラリアのタスマニア島沖で救助を要請し、断念を余儀なくされましたが、そのチャレンジ精神は並外れています。
  • 鹿島氏が海を眺めているときの目の輝きは、今も私の記憶の中に鮮明に残っています。