〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「雷火豊」の「上爻変」でした。
- 「豊」(ほう)は、この間、明知に富んで豊かさを享受してきたところですが、翳りや衰退傾向にも留意することが大切なときです。
- 「上爻変」ですから、もう衰退期に入り〝孤独感満載〟といった感じですね。(笑)
- この卦象や卦爻辞から導かれる本日のテーマは「豊かさの中の孤独」とします。
〇「地域を楽しむ」
- 地域講座:「なわて学」では、2018年(平成30年)から、戦国時代の初期、織田信長が天下を取る前段で畿内に君臨した武将・三好長慶とその居城・飯盛城を取り上げています。
- 本日(8/22)は、その続編となる講座です。
8/22 (土) |
歴史・文化 |
飯盛城跡発掘調査の成果 ~調査が進められている飯盛城跡(続編)~ |
生涯学習推進課 上席主幹 村上 始 |
市民総合センター 14:00~15:30 市民ホール |
〇「観る力を養う」
- 戦国時代の初期、1560年頃の約5年間、阿波・徳島から出て畿内を治めた武将・三好長慶は、先行きの観えない戦乱の時代にあって、海外文化の交流や築城技術、あるいは天皇家、足利将軍家との関わり方、文化人としての振る舞いなど、織豊政治の先駆けとなる斬新な行動をとっています。
- 長慶は、三好一族の組織的なネットワークで瀬戸内の海運を含め畿内を支配していましたが、弟の十河一存が急死した(1561年)辺りから、徐々に力を失っていきます。
- 戦国の群雄が割拠する中、1564年長慶は42歳の生涯を飯盛城で遂げ、その後、飯盛城は信長に攻め滅ぼされますが、その城跡には当時の屋敷跡や長慶が葬られた「御体塚」など、貴重な文化財が残されています。
- 先行きの観えない混乱期には、豊かさを享受する環境にあったとしても、一時も気を抜けない情勢の下、孤独感を味わうことが多いかもしれません。
- 易経では、「雷火豊」の次に「旅」が待っています。ちょっと厳しい修行の「旅」でしょうか!?