易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「熱意というエネルギーが伝わるとき」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「離為火」の「上爻変」でした。
  • 「離」(り)は、互いの知恵を重ね合わせて目的達成に情熱を傾けるときです。 
  • 猛進せずに柔軟な対応も用意しておくとベターです。
  • 「上爻変」ですから、熱意を注いだ成果が見えてくる感じですが、もう少し目配り気配りが必要かもしれませんね。
  • 本日のテーマは、「熱意というエネルギーが伝わるとき」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地・四條畷が市制を施行して今年で50周年を経たことは、すでにお伝えしています。
  • 市の公式ホームページには、市名の由来が次のように説明されています。

四條畷市の由来ですが、いくつかの説があります。

  1. 南北朝期の古戦場である四条縄手(畷)にちなむ(『太平記』巻の26)

2.       この戦いに敗れた楠正行(まさつら)の墓(大阪府指定史跡)が四條畷市楠公1丁目にあり、楠正行以下の殉難戦没将士を祀るため、明治23年四條畷神社が創建されました。その四條畷神社の名が著名になるに伴い、甲可村界隈の公共施設が四條畷の名に冠するようになりました。明治28年四條畷駅、同36年の府立四條畷中学校、大正13年四條畷郵便局、同14年の四條畷警察署、翌年の四條畷高等女学校などで、これらを管内に持つ甲可村は、昭和7年村名を四條畷村と改称しました。

  • 1932年(昭和7年)、当時の甲可村議会は全会一致で村名を「四條畷村」に変更することを決議します。小楠公・楠正行ゆかりの地としての誇りを全国に発信したいという熱意が注がれた結果でした。

  • その後、1970年(昭和45年)に市制が施行されますが、当用漢字の制定という背景もあり、市名の表記が「四畷」と「四畷」の二つ混在する状況が続いていました。

  • 2004年(平成16年)の春、ようやく地元関係者の熱意が大阪府議会にも伝わり、府条例の改正によって改めて四條畷市の市名表記が当用漢字の「」ではなく、固有の地名としての「」であることが公式に認知されました。
  • ただJR学研都市線四条畷駅の表記が、今も「」のままになっているのは、ちょっと残念なことですが…

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    JR学研都市線四条畷駅
    〇「観る力を養う」
  • さて今日のテーマは、「熱意というエネルギーが伝わるとき」です。
  • 「熱意」とは、ある特定の目的を持って発せられる心のエネルギーであり行動力の源と考えます。
  • 熱意があっても他者に伝わらないと、自分だけの空回りになりかねません。
  • しかし「熱意」というのは、どのようなエネルギーであり、それはどのようにして他者に伝わるのでしょうか。
  • 物理学では、「エネルギー」を「仕事をすることのできる能力」と定義し、その源は「重力・電磁力・強い力・弱い力」の4つにあるとしています。
  • エネルギーの形態は、運動・位置・電磁気・光熱・化学反応・核の融合や分裂など多様な現象から認識できます。「熱意」というエネルギーもこれらに含まれるはずですが、物理学だけでは説明しきれないように思います。
  • 人間社会の成長・発展過程には、様々な願望や葛藤がつきまといます。そこに「何らかの〝ゆらぎ〟があって、より安定した状態へと向かうための働き」を「熱意」というエネルギーの発現と考えてみてはどうでしょう。何となく分かったような気になりませんか。