易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「避難するとき」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「天山遯」の「四爻変」でした。
  • 「遯」(とん)は、運気が衰え気味なので、その状況から逃れるべきときです。 
  • 逃れ方にも様々あるようですが、「四爻変」から賢明な判断で快く逃れることが大切ですね。
  • 本日のテーマは、「避難するとき」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 16世紀中頃、当地・四條畷は飯盛城主・三好長慶キリスト教の布教を認め、地元領主が熱心な信仰者であったことから庶民にも広まった河内キリシタンの拠点でもありました。
  • 市域の東部には、飯盛城の支城で大和方面を支援していた田原城の跡があります。城主・田原対馬守は、1574年(天正2年)にキリスト教徒になった熱心な信者でした。
  • 2001年(平成13年)に福祉施設の建設に伴う発掘調査で、この城主のキリシタン墓碑が出てきました。対馬守の洗礼名・礼幡(レイマン)と葬られた年月日(天正9年8月7日)が、五角形の花崗岩製の墓碑にくっきりと刻まれています。
  • 四條畷市史第5巻の記述によると、「この墓碑は、現在国内で確認されている192例のキリシタン墓碑のうち最古のものであり、また発掘調査による考古資料と文献史料に登場する人物とが一致する貴重な資料として大阪府指定有形文化財に指定されています。」ということです。
  • 後に豊臣政権の下で禁教令が発布され、激しくなった弾圧を逃れるために、当時の田原城の臣下が城主の墓碑を地中に避難させたことによって、この墓碑が後世に残ったものでしょう。

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    田原レイマン墓碑

 

〇「観る力を養う」

  • 信教の自由が保障されている今日、宗教宗派で弾圧されることはありませんが、自然災害に見舞われる危険のあるときは、予測されるリスクに応じて生命を守る方策を考えておく必要があります。
  • 近年各地で頻発する洪水や土砂災害は、地理・地形によって被害の予測される対象地域がハザードマップによって公開されています。
  • あとは避難する場所とタイミングだけ…早めの情報収集で賢明に判断し、快く(潔く?)避難できることが望ましいですね。