易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「目標に導く道標(みちしるべ)」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「火地晋」の「二爻変」でした。
  • 「晋」(しん)は、勢いよく進める上昇運のときです。大目標に向かって力を尽くし、形ある成果につなげていきます。 
  • 「二爻変」で、何かと課題に遭遇しますが、信念を貫いて展望を開くべき場面ですね。
  • 本日のテーマは「目標に導く道標(みちしるべ)」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 昨年度後期の地域講座:「なわて学」の中で、当地・四條畷の各地に残る古(いにしえ)の「道標」をテーマに取り上げたことがあります。(令和元年12月7日、講師は扇谷昭さんでした。)
  • 「道標」は、主要な道路の分岐点や交差点などに設置されるもので、目的地に向かう方向や着くまでの距離を示すものです。初めてその道を行く者にとって、大変ありがたい案内情報です。

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    四條畷市域にある最古の道標
  • 写真は四條畷市蔀屋本町14番地にある「道標」で、守口から門真を通り堀溝まで続いてきた守口街道が、清滝峠を通り奈良へ向かう清滝街道へと名称が変わる起点の重要な位置にあります。
  • 表には「これより東清瀧やハたみちすじ」、裏には「延宝(えんぽう)三乙卯(きのとう)年七月五日」と刻まれています。
  • このことから、四條畷で最も古く江戸時代の初め1675年に建てられたものと分かります、少し残念なことに道路の改修で下部が埋もれています。「やハた」は京都府八幡市のことで、東へ進むと八幡へ向かう東高野街道に中野(市民総合センター付近)で交差しています。

 

〇「観る力を養う」

  • 何事においても、めざす目標が崇高であればあるほど、そこに辿り着く道程は遠く険しいものです。
  • したがって、より大きな目標に到達するためには、めざす方向や距離感を見失うことのないよう、中目標や小目標を設定して、必要な努力が継続できるように工夫することが大切です。
  • それらの中目標や小目標が、まさに人生の「道標」といえるものですね。
  • 人生の「道標」に、その時々の歩むべきルートと目標地点までの距離や所要時間が明示されていると、少々苦しくても持続できそうな気がします。
  • 長い人生を歩むには、自分なりの「道標」をいくつか設定し、その所々に心身のエネルギー補給ができる(峠の茶屋のような)休憩所を用意しておくと、より高みの目的地に辿り着けると思いませんか。