易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「生命を育む大地」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「雷地豫」の「四爻変」でした。
  • 「豫」(よ)は、「楽しむ、怠る、予め」という3つの意味を含んでいます。
  • 社会経済の動きを受け止めて、めざす事柄を具体的に実行すべく、心の準備を整える場面ですね。 
  • 「四爻変」ですから、実現に向かって物事を進展させる気力が満ちてくるときです。
  • 本日のテーマは「生命を育む大地」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 今月の19日(土)に開催した地域講座:「なわて学」では、講師の四條畷市立歴史民俗資料館の野島館長から、馬に関する最新の興味深い話をお聴きしました。
  • 当地・四條畷は、大陸から伝わった馬文化発祥の地として、歴史的にも馬と関係の深い地域です。
  • ところで、身体の調子の変化(変調)から、腎臓などに結石ができることがあります。こうした内臓に生じる結石は、人間の身体に限らず救助犬や競争馬などにも見られるようです。
  • 内臓に生じる結石のことを英語で「ベゾアール」と呼ぶそうですが、いま東京・「銀座メゾンエルメス フォーラム」で開催されている「ベゾアール(結石)シャルロット・デュマ展」に、四條畷市域で発掘された馬の「埴輪」2体と(最古の?)「結石」が、貸出展示されているとのことです。
  • この展覧会は、エルメス財団が招いたオランダの写真家・シャルロット・デュマ氏の人間と密接な関係を持つ動物を被写体にした作品展で、11月29日まで入場無料で開催されています。

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古墳時代の子馬の埴輪(四條畷から出土)

〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマ「生命を育む大地」から、「生命」に関する定義などをひもといて観ます。
  • 数年前(2016年)に出た『生命のしくみ』というタイトルで、池上彰氏が東京工業大学で学んだ生命科学論を分かりやすくまとめた書物がありました。
  • 生命体、つまり「生きていること」を定義すると、次の3つの条件を具備する状態を指すようです。
  1. 細胞膜でその本体と外部環境を隔てていること(個体としてのアイデンティティ
  2. 自己増殖できること(その本体が制御され次世代につなぐ仕組み)
  3. 代謝機能を有すること(本体の内部で化学反応するエネルギー体)
  • この生命体の定義から、人間も走る馬も緑豊かなクスノキ大自然の恵みの中で生きていることが分かります。
  • ただ同じ生命体の中でも、人間には言語や文字、映像などを含めた情報という資源を蓄積・活用して、新たな文化文明を創造するという固有の営みがあります。
  • 人間として生を受けた者は、誰でも新たな文化文明を創造につながる何かが残せるはずですね。