易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「真心が通じるとき」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「風沢中孚」の「初爻変」でした。
  • 「中孚」(ちゅうふ)は、互いの真心が通じ合い、より深い信頼関係が築けます。 
  • 「初爻変」ですから、野心なく誠実に役割を果たすことが大切ですね。
  • 本日のテーマは「真心が通じるとき」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地・四條畷で最期を遂げた小楠公・楠正行(くすのきまさつら)が、その前年(1347年)の11月に瓜生野(今の大阪市東住吉区)で北朝を担ぐ足利幕府の軍と戦い、淀川端(今の大川)まで追討する場面があります。
  • 南朝方の武将・正行は、淀川に架かる「渡辺橋」を敗走して川に転落した敵兵500名以上の救出を命じ、傷を手当させた上、衣類、鎧兜、そして馬まで与えて送り返しました。
  • このとき救われた敵兵が、翌1348年1月の四條畷の合戦に加わり、楠木軍として共に討死したことと合わせて「渡辺橋の美談」が残されています。

 

〇「観る力を養う」

  • 大阪市中央区を流れる大川(旧淀川)の堤・八軒家のところに、「小楠公義戦の跡」を伝える石碑があります。
  • この石碑は、1940年(昭和15年)に当時の大阪市東区教育会が建立したものです。
  • 碑文では、小楠公を「勇気と仁愛とを兼ね備えた日本精神の化身」として讃えるとともに、この「渡辺橋の美談」がきっかけとなって1887年(明治20年)国際赤十字委員会で、わが国の加盟が承認されたことを含め、歴史上の人物から学ぶことの大切さを伝え続けています。

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    大川堤「八軒家」にある石碑(碑文)