易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「トンネルか峠を越えるか」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「水雷屯」の「上爻変」でした。
  • 「屯」(ちゅん)は、物事が始まったばかり、まだ努力不足で芽が出せないときです。 
  • 「上爻変」は、目的・目標がよく観えないしんどい状況ですね。(トホホ…笑うしかないか)
  • 本日のテーマは「トンネルか峠を越えるか」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 大阪市の北区から当地・四條畷を通って、奈良・京都を結び、三重県津市に至る国道163号は、かつての清滝街道であり、トンネルが開通するまで道行く人々は、生駒連山の北部・清滝峠を越えていました。
  • 約1.1㎞の第一清滝トンネルは、関西文化学術研究都市けいはんな)の建設促進と田原地区のまちびらきに合わせて、1990年(平成2年)に開通しました。(2車線の対面通行で暫定供用)
  • そして、第一トンネルの北側に第二トンネルが開通し、本格的に4車線で共用されたのが2014年(平成26年)の2月でした。この間のバブル経済の崩壊~回復期を含め、実に24年の歳月が経過しています。
  • トンネルは、車社会に生活する者にとって、時間短縮や快適性という便益を享受できる有難いものです。
  • でもトンネルを潜らずに、旧道で曲がりくねった清滝峠を走ると、見事な河内平野の拡がり、そして陽が沈めば心休まる夜景が観えてきます。

 

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清滝峠からの夜景

〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマは「トンネルか峠を越えるか」です。
  • 自分の人生に大きな山場(課題や転機)を迎えるとき、トンネルを抜けるかそれとも峠越えするのか、選択を迫られる局面があります。
  • トンネルの便益を享受するには、それを整備し利用する経済力が必要です。
  • 経済的な事情から、遠回りの曲がりくねった峠道を選ばざるを得ない状況に置かれることもありますね。
  • 長い生涯、その曲がりくねった峠道の途中で、想像もしなかった素晴らしい景色に遭遇し、その後の人生で幸運を手にすることもあると思うのです。
  • トンネルのない時代に生きた人々にとって、しんどい峠越えの道程の中に観える四季折々の眺めは、さぞかし心と身体を癒してくれるものだったでしょう。