易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「一喜一憂」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「雷天大壮」の「五爻変」でした。
  • 「大壮」(たいそう)は、陽気に騒いでいても心があまり晴れないときです。自分の姿を冷静に見つめる必要がありますね。 
  • 「五爻変」ですから、得た成果も指の隙間からこぼれていくような感じですが、悔いる必要はありません。
  • 本日のテーマは、「一喜一憂」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 3世紀の中頃から6世紀の末頃までの約350年間は、一般的に「古墳時代」とされています。
  • その時代には、日本列島の各地に前方後円墳などの巨大な墳墓が築かれたからですが、弥生や奈良・平安といった他の時代区分のように、その時代の中心となった地域から考えると、「河内・大和時代」と呼ぶ方がふさわしいのではないかと考えます。
  • 昨年7月に「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に登録され、改めて大阪・河内王朝の歴史遺産がクローズアップされましたが、当地・四條畷にも、忍岡古墳をはじめ数多くの古墳群が発掘されています。
  • それらの古墳に副葬された土器や埴輪などの品々は、古墳時代前期からの河内・大和王朝との深い関わりを示す貴重なものであり、誇るべき歴史遺産です。
  • ただ残念ながら現状では、地域のブランドイメージを形づくる上で、こうした歴史遺産を十分に活かせているとはいえないように感じます。

 

f:id:okarina1952:20201003105811p:plain

忍岡古墳の遠景(市史第5巻から)

〇「観る力を養う」

  • 「一喜一憂」とは、状況のちょっとした変化に喜んだり、また心配したりすることです。
  • 易経』の繋辞上伝に出てくる文言として、「楽天知命、故不憂」という部分があります。口語読み下し文にすると、「天を楽しみて命を知る、故に憂えず。」となります。
  • この意味するところは、大意:「易は部分的な原理ではなく普遍的な原理であって、その教えに従うことは天命に従うことである。ゆえに易に従う者は、目前の現象に一喜一憂することがない。」ということです。
  • 日々「一喜一憂」することは誰にでもあります。ただ、自分だからできること、その地域にしかないもの、それらをもっと深く理解して、誇りと愛着を持ち続けることが大切ですね。