易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「窮すれば通ず」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「山風蠱」の「二爻変」でした。
  • 「蠱」(こ)は、旧態依然の組織にあって、新たな機軸が求められるときです。 
  • 「二爻変」ですから、現実的な課題に対して正道を外すことなく臨機応変に対応します。
  • 本日のテーマは「窮すれば通ず」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 地域の経済力の推移を自治体の「財政力指数」で追ってみました。

※「財政力指数」とは、地方自治体の財政力を示す指標として用いられる指数であり、基準財政収入額(その自治体の標準的な収入見込額)を基準財政需要額(その自治体の標準的な支出見込額)で除した数値です。通常は過去3カ年の平均値を指します。したがって、1.0以上が裕福な自治体です。

  • 10数年前の大阪は、府も市町村も厳しい財政状況にありました。以下が、大阪府の財政力指数の推移です。(適当に飛ばしていますが)

年度    2018 2017 2016 2011 2010 2007 2006 2004 

47府県中順位 4   5   6   6   4   4     4    4 

指数        0.78    0.77    0.75    0.72   0.76   0.79   0.75 0.69 

  • 2005年(平成17年)から2018年(平成30年)を見てみると、約10ポイントアップしていることが分かります。
  • だた依然として、指数が1.0を超えて財政的に自立状態といえるのは東京都だけで、しかも第2位の愛知県0.91、第3位の神奈川県0.90に比べると、大阪はまだまだ相対的には経済力が回復できているとは言えません。

 

〇「観る力を養う」

  • 易経』の繋辞下伝にある文言から、「易窮則変、変則通、通則久」を引いてみました。
  • 口語で読み下すと「易窮まればすなわち変じ、変ずればすなわち通じ、通ずればすなわち久し。」となり、大意:「事象は究極に達すれば変化し、新たな機軸を求めることによって発展を遂げる。そうして組織体は永続性を保つ。」といったところでしょうか。
  • 地域経済も時代の変化とともに影響を受けますが、「大阪都構想」という統治システムの改革や2025年の大阪・関西万博の開催など、大阪の持ち味を活かして常に新たな展開を追求する先に、「窮すれば通ず」る世界が観えてくると考えます。