易経で自分らしさを磨く

今日の易占から/地域を楽しむ/観る力を養う

「救いの一手」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「山風蠱」の「初爻変」でした。
  • 「蠱」(こ)は、これまでのやり方で物事が停滞する状況にありますので、原点に立ち戻って方針を見定めるときです。 
  • 「初爻変」は、組織の難局に際し、救いの一手を提供して解決に導きます。
  • 本日のテーマは「救いの一手」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 大阪都市圏の歴史を遡ると、つくづく〝博覧会〟に縁の深いところであることを実感します。
  • 20世紀の初頭、大阪が幕末・維新後の窮地から新たな時代の波に向かう時期に当たる1903年明治36年)、「第5回内国勧業博覧会」が大阪で開催されました。
  • 世界14か国18地域が出展したこの博覧会は、3月からの5か月間に530万人以上の入場者数を記録した万国博覧会の原型ともいえるイベントとなり、大阪が復興を遂げる大きな契機となりました。
  • この博覧会跡地は、1909年(明治42年)に東側の約5haが大阪市によって現在の天王寺公園として整備され今日に至っています。また西側の約7.3 haは,大阪財界出資の大阪土地建物会社に払い下げられ、1912年(明治45年)、大阪の新名所「新世界」の誕生となる通天閣とルナパークが開業しました。  
  • 大規模なイベントを契機として、その地域や国土の活性化を誘発する政策は「イベントオリエンテッドポリシー」と呼ばれていますが、これは大阪出身の元通産官僚であり作家、後には経済企画庁長官なども歴任し、昨年83歳で他界された堺屋太一氏が打ち出したものです。
  • この堺屋氏の大きな貢献があって、1970年(昭和45年)に大阪・千里での「万国博覧会」が開催されました。
  • 「6か月の開催期間に6400万人」という驚異的な入場者数を記録したこの博覧会は、その後の大阪・関西圏はもとより日本経済全体に大きなインパクトをもたらすとともに、その跡地(約330ha)は万博記念公園となり、貴重な憩いの空間としてその存在を示しています。

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    大阪・千里の万博記念公園太陽の塔
  • 加えて大阪では、1990年(平成2年)に「国際花と緑の博覧会」が開催され、半年間で2300万人を超える入場者数を記録し、その跡地(約140ha)は、見事な鶴見緑地公園として愛されています。

 

〇「観る力を養う」

  • 最近『大阪の逆襲』という新書本に出会いました。
  • この著作は、経済アナリスト・石川智久氏とジャーナリスト・多賀谷克彦氏、そして「関西近未来研究会」という自主的な勉強会のメンバーによるもので、「関西出身者は数名だけ」とのことです。
  • 「万博・IRで見えてくる5年後の日本」というサブタイトルにもあるように、活力を取り戻しつつある今日の大阪・関西の実像、日本の明るい近未来を牽引する大阪圏への期待感を増幅させ、しかもユニークな提案も盛り込まれていて、大阪・関西人としての私も大いに勇気づけられる著作でした。
  • 来年は、東京オリンピックパラリンピックがあります。そして5年後の2025年(令和7年)には、この大阪の地(夢洲)で「いのち輝く未来都市のデザイン」をテーマに再び万国博覧会が開催されることに、何か運命的なものが観えるように思います。