〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「水天需」の「二爻変」でした。
- 「需」(じゅ)は、機が熟してくるのを待っている状況です。悩みから抜け出せそうですね。
- 「二爻変」ですから、大事業や重要な課題に向かうための準備を整えて待てば、しかるべきタイミングが来ます。
- 本日のテーマは「待機」です。
〇「地域を楽しむ」
- 671年、近江大津宮で病床にあった天智天皇が、大海人皇子(後の天武天皇)に皇位を託すべく問いかけました。大海人皇子は、これを固く辞退した直後に出家し、吉野に籠ります。
- 当地域・四條畷ゆかりの人物である鸕野讃良皇女(うののさららのひめみこ:後の持統天皇)は、夫の大海人皇子と行動を共にし、吉野の地で次の朝廷を創りあげる準備を整えながら〝待機〟するのです。
〇「観る力を養う」
- 今日のテーマ「待機」について、少し考えてみました。
- 「待機」の意味は、「準備を整えて機会の来るのを待つこと」ですが、今日的には「待機児童」や「自宅待機」など、何となく受け身の姿勢にあるニュアンスが定着しています。
- そもそも「機」という字は、ア.布を織る機器 イ.からくり・しかけ ウ.要の大事な部分 エ.きざし・きっかけ…など、いくつか意味があり、「待機」という場合の「機」は、主に「ウ」と「エ」の意味を持っていると考えます。
- 「機」を待つ姿勢は、必ずしも受け身だけではなく、主体的で戦略的な姿勢で「待つ」ことも含むはずです。
- コロナ禍の続く状況ですが、大きく進展したICTネットワーク環境の下、「自宅待機」でも主体的で戦略的な姿勢で臨むことが可能な時代になりました。