易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「智に働けば」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「離為火」の「四爻変」でした。
  • 「離」(り)は、知性と情熱が満ちている状況ですが、一方で柔軟なところも必要です。 
  • 「四爻変」は、最悪ですね。暴走してしまい惨めな状況に陥ります。慎み猛省して出直します。
  • 本日のテーマは「智に働けば」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地・四條畷市域を通る唯一の鉄道は、JR西日本㈱の片町線(通称「学研都市線」)です。
  • この鉄道の歴史は、1895年(明治28年)の浪速鉄道による片町-四條畷間の開業に始まります。
  • 当時は、年間30万人といわれる全国各地から四條畷神社に参拝する人々の交通利便を図ることが、大きなインパクトになっていました。
  • 1897年に浪速鉄道が関西鉄道に吸収されますが、その後1906年明治39年)に施行された鉄道公有法により国有化されています。
  • そして1980年代に至り、中曽根行革の目玉となった「国鉄」の分割民営化の断行があり、2004年(平成16年)からは完全民営化されて、今日のようにJR西日本㈱の経営に委ねられました。

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    JR四条畷駅

 〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマ「智に働けば」は、1906年明治39年)に夏目漱石が書いた小説『草枕』の冒頭にある「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」から。人づきあいの難しさを説く時に、しばしば出てくるフレーズです。
  • 頭のいいところが見えすぎると嫌われる。また、情が深すぎるとそれに流されてしまう。そして、自分の意見を強く突っ張ると衝突して世間を狭くしてしまう。人づきあいは、智と情と意の心のバランスを取らなければならず、なかなか難かしい、ということを上手く表現しています。
  • 漱石は、若い頃にイギリスに留学もしていますので、英語にも堪能だったことでしょう。指導を受けたJ・M・ディクソン教授の依頼で、鴨長明の「『方丈記』を英訳しています。
  • 欧州の人々にも、日本独特の「無常観」は通じたのでしょうか。