〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「地風升」の「四爻変」でした。
- 「升」(しょう)は、上昇していく機運があり恵みの雨につながります。
- 「四爻変」ですから、恭順な態度でリーダーに従って評価が高まります。
- 本日のテーマは「上昇気流」とします。
〇「地域を楽しむ」
- 当地・四條畷市は面積18.7㎢のコンパクトなまちですが、地形的に見ると東西に長く、また中央部に北生駒山系を挟んで東側に盆地状の田原地区があって、300m程度の高低差とはいえ起伏に富んでいます。
- 戦国時代に畿内を治めた武将・三好長慶が居城とした飯盛城跡は、標高314mの飯盛山上にあります。
- 中央部で南北に横たわる山系があるために、天候も西部の市街地と東部の田原地区とで異なることも多々あり、平均気温でいえば、東部地域の方が1~2度低いように感じます。
- 西風に乗った雲は、生駒山系で押し上げられて上昇し、西側山麓部によく雨を降らせます。したがって、降水量は西部地区よりも東部・田原地区の方が少なめではないでしょうか。
〇「観る力を養う」
- テーマ「上昇気流」から、少し気象予報士になったつもりで少し調べてみました。
- 「上昇気流」は、何らかの原因によって大気が上昇する流れ、つまり、大気の上向き方向の運動であり、この気流は雨雲の発生原因になります。一般的に次の4つに区分されているようです。
- 地形によって押し上げられて発生する上昇気流は、「地形性上昇気流」といいます。
- 大気の対流によって発生する上昇気流を「対流性上昇気流」といい、これは、温められた空気が上昇気流となり、積乱雲などを発生させたりするもので、太陽熱によって発生する上昇気流であることから「熱上昇気流」とも呼ばれます。
- 低気圧を伴う大規模な上昇気流は「大規模運動による上昇気流」と呼ばれています。その多くは大規模な上昇気流により発生しています。台風の場合には中心にある目の部分は、周りの上昇気流を補うように下降気流が発生します。温帯低気圧には目はありません。
- また、前線面に発生する上昇気流を「前線性上昇気流」といい、暖気が寒気の上に滑りあがる温暖前線やその逆に寒気が暖気の下に潜り込んで暖気を持ち上げる寒冷前線などで、上昇気流を発生させるものです。
- 当地域の狭いエリア内で発生するのは、1つ目の「地形性上昇気流」くらいでしょうか。
- 東部・田原地域では、天候が不安定な季節には大阪と奈良の二つの気象予報欄を見比べながら、洗濯日和を判断することもあるようですね。