易経で自分らしさを磨く

今日の易占から/地域を楽しむ/観る力を養う

「柔軟な心」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「火水未済」の「上爻変」でした。
  • 「未済」(みさい、びせい)は、新たなステージを迎えるために、多くの課題に対して柔軟な姿勢で粘り強く取り組んでいくときです。 
  • 「上爻変」ですから、一つひとつ課題を乗り越える喜びを共に分かち合いながら、さらに前進していきます。
  • 本日のテーマは「柔軟な心」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地・四條畷市ゆかりの小楠公・楠正行の弟で、楠木正成の三男・楠正儀(くすのき まさのり)は、父・兄と並ぶ南北朝時代の名将です。
  • 槍を用いた戦術を初めて普及させ、兵站・調略・後詰といった戦略を重視し、日本の軍事史に大きな影響を与えた人物といわれていますが、あらゆる手段を尽くして柔軟な姿勢で粘り強く南北朝の合一をめざしました。
  • 正儀は、南朝後村上天皇とは初め反目しますが、後に無二の寵臣となります。
  • 南朝の総大将として和平交渉を度々行う中で、次の長慶天皇とは意見が合わず、離反して北朝・幕府側につきます。足利幕府では外様にも関わらず中務大輔等、将軍家一族に匹敵する官位を歴任し、三代将軍足利義満にも仕え、河内・和泉・摂津住吉郡(ほぼ現在の大阪府域に相当)の二国一郡の守護になっています。
  • さらにその後、再び南朝に帰参して北朝方との和睦を推進しますが、1388年(元中5年・嘉慶2年)に亡くなります。
  • 正儀没後の1392年(元中9年・明徳3年)、ようやく南北朝の合一がなされました。50年以上に及ぶ混乱を終結させて太平の世に導こうとした、その事績はもっと評価すべきように思います。

 

〇「観る力を養う」

  • 先の読めない激変する時代、様々な課題に直面したときに、「柔軟な心」を持てるといいですね。
  • 禅語に「柔軟心」(にゅうなんしん)という言葉があります。
  • 鎌倉時代曹洞宗を開いた道元禅師は、この「柔軟心」を「流れに随って、流れに任せず」と語っています。
  • 「流れ」を「運命」に置き換えても、同じような生きる姿勢が観じられるように思います。
  • 心の持ち方については、かつての薬師寺管長・高田好胤氏が語っていた、以下の有名な言葉がありますね。仏教でいう「空」の本質を分かりやすく説いた部分です。

「かたよらない、こだわらない、とらわれない心、ひろくひろく、もっとひろく」