易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「3という数字」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「火風鼎」の「二爻変」でした。
  • 「鼎」(てい)は、古代中国の三脚の煮炊きをする器「かなえ」で、協力と安定つまりバランスが大切なときです。 
  • 「二爻変」ですから、鼎には料理があって慎重に運べば物事は進展します。
  • 本日のテーマは「3という数字」です。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地域・四條畷市の誇れるものを「3つ」だけ・・・私なら次の3つを挙げます。
  1. 楠正行(くすのきまさつら)ゆかりの地
  2. 文化発祥の地
  3. 鸕野讃良皇女(うののさららのひめみこ・後の持統天皇)が育った地
  • 四條畷の地は、歴史文化を中心に誇れる資源が豊富なので絞ることは難しいのですが、3つに限定されたときに何を挙げるかは人それぞれの見方や感じ方があり、何となく妙味が観じられますね。

 

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絵本作家・谷口智則氏のライブ作品(2015年)

〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマ「3という数字」について、少し考えてみます。
  • 数字の「3」は、「三位一体」「三宝」「三冠」「三傑」のように、神聖なもの・重要なもの・高貴なもの・賞賛すべきもの、等々のとても大切にしたいものを提示するときに、よく使われる数です。
  • 数学の世界では、「3は、自然数・整数で2の次で4の前にある数」であり、「1の次に小さい素数(1とその数字以外に約数がない数)」とされています。
  • 戦国武将の三英傑といえば、信長・秀吉・家康であり、明治維新の三傑は木戸(桂)・西郷・大久保が挙げられます。
  • 易経』の説く「鼎」の三脚は、「協力と安定」即ちチームワークやバランスの大切さを示しますが、易占の「卦」(か・け)は陰または陽の3つの組合せを二段重ねて「初爻から上爻までの六爻」を形づくります。
  • ドイツの哲学者であり思想家・教育者ヘーゲル弁証法では、物事の発展は「正・反・合」であり「2から3を生み出す」とされています。
  • 「3」という数字は、それ以上でも以下でもなく、また要点を分かりやすく示したりする場合にも、必要最小限度の量であり回数のように思います。私の好きな魔法の数字です。