易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「発芽のエネルギー」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「水雷屯」の「二爻変」でした。
  • 「屯」(ちゅん)は、スタートに向けて課題山積ですが、大志を胸に抱きながらエネルギーを蓄えます。 
  • 「二爻変」ですから、自制しつつ歩むことが必要ですね。
  • 本日のテーマは「発芽のエネルギー」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地域のJR四条畷駅近くには、ゆかりの武将・楠正行の立派な墓所があります。
  • 楠公・正行が四條畷の合戦で最期を遂げた後、南北朝時代の物語『太平記』が世に知られる1370年代に、正行公を偲び弔う小さな墓石が置かれ、その墓石を囲むように2本のクスノキの苗が植えられたと伝えられます。
  • この2本のクスノキは、次第に大きく成長し墓石を取り込んで一本の大木となり、今では大きな枝を拡げ樹齢650年になろうとしています。1971年(昭和46年)に、大阪府指定天然記念物として指定されました。

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    楠公墓所の大クスノキ
  • クスノキ」という名前の由来は、香り高く、寿命が長い「奇(くす)しい木」という意味で名づけられたという説、南方語由来説、あるいは樟脳などの原料にされたように独特の香りを持つところから「臭(くさ)し木」など諸説あるようです。
  • すでに紅葉の季節に入っていますが、クスノキの実は黒紫色に成熟し、中に種子が1つ入っています。

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    クスノキの実

 〇「観る力を養う」

  • 「発芽」とは、植物の種子や切り株などから芽がでることを指します。
  • 種子が発芽するには、芽を出すために蓄えられたエネルギー源と一定の環境条件が不可欠です。
  • 一般的に発芽力を持つには、種子が十分成熟していると同時に、その成熟過程で脂質やデンプン、たんぱく質などの栄養分を蓄えて、水分を減らしつつ休眠状態に入ることが重要なようです。
  • そして種子が休眠から覚めて、芽を出すための環境としては、「水・(適度な)温度・光・酸素」という4つの条件が必要とされています。
  • クスノキは長寿命の常緑樹であることから、古くから寺や神社の境内にもよく植えられ、御神木として人々の信仰の対象とされるものもありますね。
  • 大阪府域では、「クスノキ」をまちのシンボルツリーにしている市町村が、43団体のうち四條畷市を含めて16団体あります。