易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「外柔内剛」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「風天小畜」の「上爻変」でした。
  • 「小畜」(しょうちく)は、アイデアは持っているが方針は定まっていない状態。もう少し力を蓄えて計画を練ります。 
  • 「上爻変」ですから、所期の目的を達成しても奢らず、自重しないとダメですね。
  • 本日のテーマは「外柔内剛」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • わが国が「日本」という国号を称し、対外的にも認知されたのは天智天皇の時代以降、正式には701年に制定された『大宝律令』から、と理解されています。
  • 11世紀中頃に編纂された中国の唐代の正史、『新唐書(しんとうじょ)』(全225巻)の第220巻は、「日本伝」としてまとめられており、670年に「倭」を改めて「日本」と号したことが記されているようです。(当時の国内では、いずれも読みは「やまと」)
  • わが国最古の正史である『日本書紀』は、天武天皇の命によるものであり、これを持統天皇が受け継いで720年(養老4年)、今から1300年前の元正天皇文武天皇の姉)の時代に成立しました。
  • 日本書紀』が完成した翌年の721年(養老5年)から、朝廷主催の講義である「書紀講筵(こうえん)」が開催されたと伝えられます。

 

〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマ「外柔内剛」は、『新唐書』を出典とする四字熟語です。
  • この意味は、「見た目は穏やかで優しそうでも、実際には何事にも意思を曲げない強い心を持っていること。」ですね。
  • 新唐書』が編纂された(北)宋の時代の中国は、儒学が見直されて「朱子学」への発展を観る初期段階に当たります。
  • 唐が滅びた後、戦乱や飢饉が続いた「五代十国」の時代を経て、新たな社会秩序が期待される中、時のリーダーに求められる資質の一つとして「外柔内剛」が説かれたのかもしれません。