易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「無理が通れば」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「雷沢帰妹」の「上爻変」でした。
  • 「帰妹」(きまい)は、長男と末娘が結婚するようなバランスの悪い組合せですが、互いに工夫すればOKです。 
  • 「上爻変」ですから、中身・実質が伴っていませんので、心しないといけませんね。
  • 本日のテーマは、「無理が通れば」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地域・四條畷の「郷土史カルタ」は、これまでも何回か取り上げています。ちなみに「む」は、「室池の氷たくわえ都ゆき」と詠まれていて、市のホームページには、次のように説明されています。

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    四條畷郷土史カルタ』から

「室池は標高272メートルに開け、砂溜池、中池、古池、新池の4池から成り、緑の文化都市四條畷が誇る地帯である。江戸期までは氷室池と呼ばれ、平安の昔には延喜式に、『讃良郡氷室一処』と記される通り、氷を貯え、京へと運ばれて、宮廷人の使用するものであった。」

  • この『四條畷郷土史カルタ』の作者は、詩誌「交野が原」「石の森」を主宰する詩人・金堀則夫氏で、四條畷市立田原中学校に在籍されていた頃に制作されたものです。
  • 金堀氏は、四條畷市の「市歌」の作詞者でもありますが、2016年(平成28年)6月に地域をまるごと学ぶ「なわて学」講座にも講師として登場し、「郷土史カルタを語る」をテーマに興味深いお話を披露されました。
  • 同氏は、2014年(平成26年)に詩集「畦放(あはなち)」で「第47回日本史人クラブ賞」を受賞、また2020年(令和2年)には、『ひの石まつり』で「第31回富田砕花賞」(芦屋市が市制50周年記念(2010年)に創設)を受賞されています。

 

〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマ「無理が通れば」は、故事・ことわざを詠み込んだ「いろはかるた」の江戸版の「む:無理が通れば道理引っ込む」の一部です。
  • この意味は、「道理に反することがまかり通る世の中では、道理にかなった正義は行われなくなる」こととされています。
  • 人間社会の長い歴史においては、その時々の社会情勢や力関係などの要因から「理不尽で道理に反すること」が通用してしまうこともありますね。特に権力を持つ立場にある人物が、自らの地位と権限を維持するために仕掛けた争いごとに一般庶民を巻き込み、その平穏な家庭生活を破壊するような「無理を通す」ことは、これからの時代もあってはなりません。