易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「賢者が愚者から学ぶ」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「山水蒙」の「五爻変」でした。
  • 「蒙」(もう)は、素直な気持ちで学ぶことの大切さを説きます。 
  • 「五爻変」ですから、謙虚な姿勢で良き師について教え導かれます。
  • 本日のテーマは、「賢者が愚者から学ぶ」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 地域講座:「なわて学」では、「地域をまるごと学ぶ」「学んで 休んで また まなぶ!」を合言葉にして、2016年(平成28年)から講座が始まり、これまで40数回にわたり興味深い話を聴きました。
  • いわゆる「地域学」が全国各地で展開され、大学にも「地域学部」や「地域政策学部」といった部門が設けられています。
  • そもそも「地域学」の定義をひもとくと、米経済学者・ウォルター・アイサードによる定義による「地域科学」の流れ~日本学術会議の報告「地域学の推進の必要性についての提言」(2000年)から、「地域にかかわる研究であり、現地研究(フィールド科学)に根差して人文科学、社会科学、自然科学を統合的、俯瞰的に再構成しようとする学問」とされています。

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    「地域学」の学問領域

 〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマ「賢者が愚者から学ぶ」は、16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者:ミシェル・ド・モンテーニュの言葉から引いています。
  • モンテーニュは、『エセ―』(エッセイ)を著すなど、数多くの名言を含めてヨーロッパ各国に大きな影響を与えました。
  • 彼のメインテーマともいえる言葉が、「わたしは何を知っているだろうか?」(フランス語で“Que sais-je?” クセジュ)といわれますが、私は、次の言葉が特に印象に残っています。

「愚者が賢者から学ぶことよりも、賢者が愚者から学ぶことのほうが多い。」

「世の中には、勝利よりももっと勝ち誇るに足る敗北があるものだ。」