〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「沢風大過」の「五爻変」でした。
- 「大過」(たいか)は、力や資源を内に抱え込んで、活かし切れない状態です。今できることから処理していきます。
- 「五爻変」ですから、身勝手な振る舞いは少々恥ずかしいですね。慎みます。
- 本日のテーマは、「花は野にあるよう」とします。
〇「地域を楽しむ」
- 1522年(大永2年)、大坂・堺の納屋衆(倉庫業)田中与兵衛の長男として生まれた千利休は、 茶の湯・侘び茶を完成した茶人です。そのための独自の〝茶室〟も創案しています。
- お茶は、19歳で家業を継いでから南宗寺で禅とともに修行し、1542年(天文11年)20歳の時、三好長慶の妹と結婚して一男四女をもうけます。30代から40代後半までは、ほとんど堺を離れず家業に打ち込んでいたようです。
- 茶室には、さりげなく空間を飾り、そして季節の彩りや香りを醸し出す生け花も不可欠な要素です。
〇「観る力を養う」
- 本日のテーマ「花は野にあるよう」は、利休の人との接し方(もてなし方)の基本的な考えが凝縮された、以下の「利休七則」の3つ目にあるフレーズです。
- 茶は服のよきように点て:相手の状況や気持ち察して、飲みやすい適度な温度と量にする
- 炭は湯の沸くように置き:準備の重要性、段取りに必要なポイントをおさえる
- 花は野にあるように:その花の咲いていた状態を感じさせる姿に生けるようにする
- 夏は涼しく冬暖かに:季節に応じ、相手にとっての心地よさを思いやる心で工夫する
- 刻限は早めに:自分の心でイメージする時間の流れを常に先行させ、ゆとりを持って人に接する
- 降らずとも傘の用意:不測の事態を想定し、備えを怠らないよう心掛ける
- 相客に心せよ:同じ場所に居合わせたら、お互いに気遣い、思いやる心を持つ