易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「食文化を支えるもの」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「山雷頤」の「初爻変」でした。
  • 「頤」(い)は、生計を維持する道、食事や言動を節度あるものにします。 
  • 「初爻変」ですから、自分らしさを忘れて他人を羨むようではダメですね。
  • 本日のテーマは、「食文化を支えるもの」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • この間は、コロナ対策で外食も今まで以上に安全・安心が求められる状況ですが、元来、大阪は「食い倒れのまち」「天下の台所」と呼ばれる食文化の拠点であり、リーズナブルな価格で多様な食事ができて、しかも美味しい大阪の「食文化」は、すでに大切な観光資源にもなっています。
  • 400年ほど歴史を遡ると江戸時代、「大坂」は古くから陸海交通の要衝であり、全国から新鮮な食材が集まり、商業活動の隆盛は食文化にも大きな影響を与えました。
  • 多くの大名が、中之島などに蔵屋敷をおいて、米や地方の産物を運び込みお金に替えていたわけです。
  • そうした機能を担う場として、堂島には米市場、天満には青物市場と雑喉場(ざこば)の魚市場という三つの大きな市場があり、とりわけ堂島米市場は、そこで取り引きされた米の価格が、全国の米価の基準になる金融中枢機能を握っていました。
  • 近年、 長い歴史の中で育まれてきた多様な食資源、そこから生まれてきた食文化の蓄積を活かして、「食の都・大阪」を一つのブランドに構築しようとする産学官の取組みが、2008年(平成20)頃から進められてきました。
  • この取組みのめざすイメージが、「大阪食彩ブランドプロジェクトチーム報告書」(平成20年3月)の中に提示されています。(大阪商工会議所のホームページから)

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    「食の都・大阪」のめざす将来像(大阪商工会議所のH.P.から)

 〇「観る力を養う」

  • 故事・俗言から、「食い倒れのまち」とも呼ばれる大阪。大阪人は財布の中身を気にしないくらい食べることに執着があるということでしょう。
  • 前述の「食の都大阪」を推進する大阪商工会議所のホームページには、大阪発祥の食べ物が以下のとおり例示されています。(論争のあるものは省いてる!?)

○塩昆布○まむし○粟おこし○大阪寿司○バッテラ○栄養菓子グリコ○オムライス○ホルモン料理○うどんすき○マロニー○インスタントラーメン○カップ入り即席麺○粉末即席カレー○レトルトカレー赤玉ポートワインサントリーウィスキー白札○きつねうどん○回転寿司

  • 「京都の着倒れ、神戸の履き倒れ、江戸の飲み倒れ」ともいわれます。グローバルに観れば小さな日本列島でも、それぞれの地域、それぞれの住民に独特の生計のパターンがある。これも興味深いことですね。