易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「課題を共有する」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「沢風大過」の「初爻変」でした。
  • 大過」(たいか)は、背負う課題の重さに耐えかねている状況です。 
  • 「初爻変」ですから、非力を自覚してリーダーや仲間に従っていきます。
  • 本日のテーマは、「課題を共有する」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地域・四條畷市では、昨年末の市長選挙で現職の東氏が再選され、第二期東市政がスタートしています。
  • 東市長の市政に対する課題認識(公約)は、市長選挙時のビラから見て取ることができます。
  • 1つ目のコロナ対策は当然のこととして、合計7つの項目が掲げられ、そのポイントが列記されています。

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    市長選挙のビラ(一部を抜粋)

 〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマ「課題を共有する」から、「(“問題解決” という言い方はあっても)“課題解決”はない。課題は遂行あるいは達成するものであり、解決するものではない。」といった指摘について考えます。
  • このように指摘するのは、経営学者でNPO法人・産学連携推進機構理事長の妹尾堅一郎(せのお けんいちろう)氏です。
  • そもそも経営学の一般的な定義によると、「問題とは、“そうあるべき状態(あるいは基準)”と “実際にそうなってしまった状態(あるいは現実)”と の間の不均衡」、つまり理想と現実とのギャップのことであり、この不均衡(ギャップ)を埋めることが、「解決」であるとされています。
  • また「課題」の意味は、「与える(与えられる)題目や主題。 解決しなければならない問題。果たすべき仕事」と説明されています。
  • 確かに、その時々に問題となる状況は、各々の関わる立場・利害、経験、意識等によって違った”問題“として捉えられる可能性がありますので、「問題」と「課題」は区別して使う必要があります。
  • したがって、身近な市政の「課題」についても、これを「果たすべき仕事」という意味で捉えながら、「いかなる課題を設定(共有)し、それがいかに遂行され、どこまで達成されているか」という観点から、今後も評価していく必要がありますね。