易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「雷の光と音」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「震為雷」の「四爻変」でした。
  • 「震」(しん)は、世間が騒がしく動きが激しいとき。心を落ち着けて必要なことに集中します。 
  • 「四爻変」は、勢いを失って意気消沈している状態なので、何に向かうべきかよく考えます。
  • 本日のテーマは、「雷の光と音」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地域・四條畷の地図や航空写真を見ると、東西の市街地を見下ろすように北生駒山系の山々が鎮座していますが、これら山々の頂上から麓にかけて、数多くの鉄塔が立ち並んでいることが分かります。
  • これらの鉄塔は、(自然景観を損なっている感じもしますが)電力供給のための送電網や放送・通信網を支える大切なインフラであり、安心・安全で快適な日々の生活を持続させてくれる有難い存在です。
  • また、激しい雷鳴が轟き稲妻が走る季節に気づくことは、この鉄塔群が同時に、周辺に住む人々を落雷の被害から守ってくれている側面があるのではないか、ということです。

 

〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「雷の光と音」について、物理現象を解く視点から考えてみます。
  • まず雷の発生源は、上空の大気に含まれる雲粒と雨が激しくぶつかり、その摩擦で生じた電気です。
  • 落雷の規模には幅がありますが、ザクっと1回の落雷で電圧1億ボルト、電流10万アンペアあるともいわれます。電力に換算すると10兆ワットのエネルギーが瞬時に発生していることになりますね。
  • 落雷時などに、ゴロゴロという音や光を発する現象については、一般的に以下のとおり説明されています。
  • つまり、雷の本体である電気が光と同じ秒速30万kmの速さで大気中を移動する際に、電気の流れに抵抗する空気の粒子と摩擦が生じ、雷の走る周囲の空気は3万度という高温に熱せられます。
  • 雷鳴は、瞬時に超高温まで熱せられた空気が急速に膨張して生じた振動が衝撃波となって、爆発音を発するからです。
  •  原子力とその廃棄物の処理・リサイクルの問題が話題に上るたびに思うことは、再生可能な自然のエネルギーをフルに活用した理想社会の実現です。
  • 「落雷1回分のエネルギーは、2200世帯分の電力1日分を賄える」といった試算もあるようですが、蓄電技術を含めた研究開発が長足の進歩を遂げている状況もありますから、「今世紀の早い時期に、原子力と化石資源に頼らないエネルギー政策を実現できないものか…」などと思うのです。