易経で自分らしさを磨く

今日の易占から/地域を楽しむ/観る力を養う

「雁の夫婦愛」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「風山漸」の「初爻変」でした。
  • 「漸」(ぜん)は、雁の群が飛んでいく様を象った卦で、物事を秩序正しく進めます。 
  • 「初爻変」ですから、チームのペースに遅れないよう従うのみ。勝手な行動は控えます。
  • 本日のテーマは、「雁の夫婦愛」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地域・四條畷をまるごと学ぶ「なわて学」講座では、令和2年2月、四條畷に伝わる民話から「雁塔物語(がんとうものがたり)」をテーマに、市立歴史民俗資料館・前館長の佐野喜美氏から興味深い話をお聴きしました。
  • 現在、「雁塔」は四條畷市中野にある消防署のすぐ近く、清滝川土手上に 他の石碑とともに二基存在していますが、国道163号が整備された1970年代に、この場所に移されたものです。

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    「なわて学第9号」から
  • 古代の四條畷は河内湾・潟湖に面していて、中世以降は河内湖の名残である広大な深野池(大東市)とその周辺の水田や湿地が広がっていました。
  • 雁(かり、がん)・白鳥・カモなどの水鳥は、シベリヤなど大陸から秋に渡来し春3月に旅立ちます。
  • 水田やため池などには落ち穂などの餌があり、また長飛行で疲れた羽を休める場所になりますので、 かつての四條畷は、渡り鳥の生息に適した環境良好な地であったわけです。
  • 「鴈塔物語」で伝わる民話は、平安時代今昔物語集』に出てくる京侍の話によく似ていて、渡り鳥の夫婦愛をとおして殺生を戒めると同時に、「良い行いには必ず良い報いがある」という仏教の因果応報の思想も説いています。

 

〇「観る力を養う」

  • 今日のテーマ「雁の夫婦愛」から、その生態などを取り上げてみました。
  • 雁は雌雄同色で、外見だけでは見分けられないそうで、どちらか一方が死ぬまで「つがい」の関係を維持する夫婦愛の強い鳥といわれます。これこそ「おしどり夫婦」の名にふさわしい鳥ですね。

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「なわて学第9号」から
  • 近年まで、雁は味が良いために乱獲されて激減していましたが、1971年(昭和46年)に天然記念物に指定されてからは、保護されています。
  • 雁が群をなして飛ぶ姿を「雁行型」ともいいますが、この形は実際、単独で飛行するのと比べて、例えば25匹の鳥が「雁行型」で飛ぶと、同じエネルギーで70%も飛行距離を伸ばせるという説もあります。前を飛ぶ元気な鳥の羽ばたきで生じる気流が、後ろの鳥の飛行を助けるからです。
  • 渡り鳥の「雁行」に観られるようなチームワークは、人間も見習うところがありそうですね。