易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「失敗を活かす法則」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「雷地豫」の「上爻変」でした。
  • 「豫」(よ)は、「楽しむ・予め・怠る」という3つの意味が含まれています。好機と近接している状況です。 
  • 「上爻変」ですから、安楽な日々に甘んじていてはダメですね。しっかりと反省して踏み出します。
  • 本日のテーマは、「失敗を活かす法則」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 先日13日夜に東北で発生した震度6強地震は、その後の調査から、幸い死者は出ていないものの、150名を超える負傷者をはじめ、道路・鉄道など広範囲に被害が発生しています。
  • 気象庁の発表では、2011年3月の東日本大震災の余震とされていますが、停電復旧のスピードやコロナ禍の下での避難所の開設・運営状況等々を側聞していると、これまでの失敗・教訓が随所に活かされているように思います。
  • 大阪圏でいえば、1995年(平成7年)の阪神・淡路大震災があり、そして2018年(平成30年)に震度6弱を記録した大阪北部地震を経験しています。この日本列島では、やはり「災害は忘れたころにやってくる」ことを、常に意識の片隅に残しておく必要がありますね。

 

〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「失敗を活かす法則」は、危機管理論で蓄積された知見から、3つの法則を掲げてみました。(畑村洋太郎著『図解雑学・危険学』などから)
  • まず1つ目は、「ハインリッヒの法則」である「1:29:300」のピラミッドです。これは労働災害における事故発生データの集積から、日頃の些細なトラブルなどを敏感に察知して、その組織における病根を早期に解消することの重要性を説くものです。

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  • 2つ目は、「ヒューマンエラーの法則」による「3日・3月・3ヵ月・3年・30年・60年・300年」というリズムで、人間の危険・危機に対する関心・注意度(記憶)が低減する状況を時間軸で示したものです。

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  • そして3つ目は、「危機対策の経済法則」で、予め被害を想定して対策を打てば、実被害発生額は「1/10」となり、また予防対策費は、被害発生後に要する対策費用の「1/20」で済む。というものです。