易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「歩み続けると」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「火地晋」の「初爻変」でした。
  • 「晋」(しん)は、進捗・進展。アイデアが具体化していくときです。 
  • 「初爻変」ですから、挫けそうになっても、初志を忘れずに信じる道を進みます。
  • 本日のテーマは、「歩み続けると」です。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地域・四條畷には、7世紀に活躍した僧・行基にまつわる伝説がいくつかあります。
  • 龍尾寺に伝わる話もそうですが、当時の近畿一円の地域整備に力を尽くした行基が、河内と奈良の都を結ぶ「清滝街道」(現道では国道163号線)を頻繁に行き来したことは想像に難くないことであり、この道が「行基道」とも呼ばれるのも頷けるところです。
  • さて、法相宗・家原寺(今の堺市)の仏僧・行基の師は、遣唐使の一員として入唐し玄奘三蔵に教えを受けた僧・道昭(どうしょう)です。

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    近鉄奈良駅前の行基菩薩像

 〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「歩み続けると」から、行基の師の師に当たる「玄奘三蔵」が、629年に中国・唐の国禁を破ってインドまで歩き続けて、16年後の645年、膨大な仏教の経典を唐の都に持ち帰った話を思い起こしました。
  •  玄奘三蔵は数々の苦難を乗り越えて、天山山脈からタクラマカン砂漠を抜けて、経を唱えつつ旅し続けたと伝えられます。
  •  加えて、持ち帰った経典をすべて翻訳することを決心して、74部1338巻の「大般若経」を3年かけて61歳で完成させたのです。
  • 僧・玄奘のお陰で、多くの仏教典が後世に伝えられ、また「大般若経」の真髄ともいわれる本文・266文字の「般若心経」も、玄奘が世に知らしめた経文として、今もなお多くの人々に親しまれ唱えられています。