易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「雑識・見識・胆識」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「離為火」の「初爻変」でした。
  • 「離」(り)は、知性と情熱が高まるとき。冷静さを忘れずに。 
  • 「初爻変」は、未熟で下積みの段階ですから、地力を蓄えます。
  • 本日のテーマは、「雑識・見識・胆識」です。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地域・四條畷市公共図書館は、西部地域の市民総合センターにある本館と東部・グリーンホール田原にある分館の2か所あり、誰でも好きな書物を閲覧・借出しができて、読書の案内・支援も得られる、身近で有難いサービス拠点になっています。
  • 公共図書館は、いうまでもなく知識や情報の宝庫ですが、特に分類整理された書籍類に直に触れることができ、時として「思わぬ出会いと発見」が得られるところに、ネット上で得られる知識・情報にはない妙味がありますね。

 

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四條畷市立図書館のホームページから

〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「雑識・見識・胆識」は、東洋哲学者・安岡正篤氏が使った言葉です。
  • 同氏の表現を借りると、「知識」は以下のように分けられます。
  • 「雑識」とは、断片的な情報として知っているだけで「いい加減な知識、中途半端な知識」をいいます。知識を豊かに取り入れて、それを日常の思慮分別に活かせるレベルに蓄えた状態が「見識」です。
  • 「胆識」は、人生の過程で様々な難問にぶつかって、いろいろな矛盾を体験し、蓄積された見識や体験が的確な判断とスピーディな実行力に活かせる状態、いわば「学問が身体の一部」になり、「人物そのものに存在感」が備わるレベルです。
  • 安岡氏のような〝歩く東洋哲学"のレベルには程遠くても、自信と誇りをもって自分の言葉で伝えることのできる「知識=見識」を身につけ、そして(限られたテーマ・領域であっても)自分なりの「胆識」を追求していきたいものです。