〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「巽為風」の「五爻変」でした。
- 「巽」(そん)は、世間の自然な流れに沿い、良きリーダーに従います。
- 「五爻変」ですから、正道を歩みながら、必要な改革も十分に考えて実行します。
- 本日のテーマは、「風の方向」とします。
〇「地域を楽しむ」
- 昨年来のコロナ禍もあって、社会全体にデジタル化の風がさらに強まってきた感じです。
- 当地域・四條畷でも、昨年の3月から国・総務省の支援を受けて、「ICT・IoTによる市民サービスの向上」に向けた取り組みが進められていて、田原地区における自動運転サービスなどの社会実装実験の成果が期待されています。
- (視野を少し広げて)大阪府の動きを観ると、今年の9月創設をめざしている国の「デジタル庁」創設の流れを先取りするように、昨年4月から「スマートシティ戦略部」が新たに組織され、民間公募で登用された部長の下に78名のスタッフが配置されています。(2020年10月)
- とりわけ2025年に開催される「大阪・関西万博」に向けて、未来社会の実験場にふさわしい先駆的な社会実証・実装実験が、大阪らしく大胆かつ面白く展開されるといいですね。
〇「観る力を養う」
- 本日のテーマ「風の方向」から、まず「風向(ふうこう、かざむき)」についてですが、これは一般的に風が吹いてくる方向で、例えば「北風」は、北から吹いてくる風のことです。
- 昨年来、「コロナ関連給付等のスピーディな支給要請」をキッカケに、わが国の行政サービスへのICT導入・デジタル化が、まだまだ進んでいないことが顕在化しました。
- そこで菅内閣の目玉施策として登場したのが、「デジタル改革」です。
- 今月の9日 には、社会全体のデジタル化の推進に向けて、デジタル改革関連法案が閣議決定されました。
- このうち「デジタル庁設置法案」は、本年9月にデジタル庁を創設し、デジタル改革の司令塔として各省庁への勧告権など強力な権限を持たせるとともに、国の情報システムを統括する部門です。
- また「デジタル社会形成基本法案」は、2000年(平成12年)に制定されたIT基本法をリニューアルするもので、「国民が安全で安心して暮らせるデジタル社会」の基本理念をはじめ、国・地方自治体・事業者の各々の役割が定められています。
- ここに至って、各自治体から交付される「マイナンバーカード」も、マイナポイントによる消費刺激効果も含めて、今後、普及率の伸びが期待されているようです。
- 今年の1月時点の国・総務省の発表では、カード普及率は「24.6%」にとどまっていて、市区町村別にみると、20%に満たない自治体も多くあるようです。
- 政府としては、「2022度末までに行き渡ること」を目標にしていますが、せっかくの「マイナンバーカード」が、今の風向きに沿ってより便利で利用価値のある、そして国民に愛されるIDカードシステムとして進化し、一日も早く普及率100%になるよう願うばかりです。