〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「風天小畜」の「五爻変」でした。
- 「小畜」(しょうちく)は、まだ才能を活かす道やテーマが定まっていない状態。さらに精進を重ねます。
- 「五爻変」ですから、チームのために誠実に力を尽くします。
- 本日のテーマは、「才能に気づく」とします。
〇「地域を楽しむ」
- 今年も3月11日が近づくにつれ、2011年(平成23年)に発生した東日本大震災から10年の歳月を経た東北地方のことを取り上げた報道や番組が多くなっています。
- 2011年といえば、NHK朝のテレビ小説では、日本のファッション界のコシノ アヤコ(小篠綾子)氏をモデルにした『カーネーション』が放映された年でもあります。
- 大阪の岸和田市出身で、グローバルにファッションデザイナーとして活躍するコシノヒロコ(小篠弘子)、コシノジュンコ(小篠順子)、コシノミチコ(小篠美智子)の三氏は、この小篠綾子氏が育てた「三姉妹」です。
- 「コシノ三姉妹」の一人、三女のコシノミチコ氏は当初、ソフトテニスの選手として全国大会で優勝するほどの実力でした。そのテニス界を退いて後、姉たちとは違う行き方を求めて、1973年(昭和48年)に単身でイギリスへ渡ります。
- ミチコ氏の独創的なデザインは、ロンドンのファッション界に多大な影響を与え、1986年(昭和61年)には、「MICHIKO LONDON KOSHINO」ブランドで、欧米のみならず日本をはじめとしたアジア諸国へも進出しています。
- そのコレクションは、80年代ストリート カルチャーの象徴として英国王立ヴィクトリア&アルバート博物館に納められ、また日本人で初めて「英国ファッション協会(BFC)」の正式会員になっています。
〇「観る力を養う」
- 本日のテーマ「才能に気づく」から、コシノミチコ氏の話を思い浮かべましたが、30歳の女性が一人でいきなりロンドンの大都会に飛び込んでいく勇気には、ただただ驚くばかりです。
- ミチコ氏には、持って生まれた才能だけでなく、幼少からの家庭環境によるところが大きいように思いますが、見ず知らずの外国へ飛び出していく勇気と逞しさは、大阪の泉州という地域だからこそ培われた面もあるのではないでしょうか。
- 泉州・岸和田には、(残念ながら昨年の秋は、コロナ感染対策で曳行が自粛されましたが)18世紀の初頭、江戸・元禄の頃から始まった祭礼、「やりまわし」と呼ばれる、すごいスピードで直角に地車を切り回す勇壮なパフォーマンスなどで海外にも有名な「だんじり祭」があります。