易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「和の精神」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「水地比」の「四爻変」でした。
  • 「比」(ひ)は、親しむ。チームの輪が広がり、メンバーの和が形成されます。 
  • 「四爻変」ですから、良き指導者を得て仲間とともに誠実に行動します。
  • 本日のテーマは、「和の精神」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 「和の精神」といえば、そのルーツは「聖徳太子」にあると考えます。
  • わが国最古の国史日本書紀』の記すところから、604年に聖徳太子が定めたとされる「十七条憲法」の第一条に「以和為貴」(読み下し文「和を以って貴しと為す」)があるからです。
  • さて、大阪には「聖徳太子」ゆかりの地が数多くあります。
  • JR八尾駅近く、国道25号線沿いの「大聖勝軍寺」は、元々は物部氏の本拠地ですが、587年に蘇我氏とともに戦に勝利した聖徳太子が、四天王を祀る太子堂を建立したのが始まりです。
  • 同寺には、「敵味方の区別なく両軍の霊を弔い、和の心を後世に伝う」と伝えられており、物部守屋像とともに太子の16歳像が安置されています。
  • そして、大阪市天王寺区にある「四天王寺」は、『日本書紀推古天皇元年9月の条に、「この年(593年、太子が)、はじめて四天王寺を難波の荒陵(あらはか)に造りはじめた」と記されています。
  • また、南河内郡太子町にある「叡福寺」には、母・穴穂部間人皇后と妃の膳大郎女がともに眠る、 太子の墓所があります。この地:太子町・磯長(しなが)は、蘇我氏の本拠地でした。
  • 太子の没年については、二説あるようです。『日本書紀』には「推古天皇29年(621年)の春、夜半」と記されていますが、『法隆寺金堂釈迦三尊像』光背(こうはい)(後光)、などの銘文には、推古天皇30年(622年)2月22日とあります。

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    叡福寺

 〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「和の精神」は、日本人が共有している意識風土を表すものと観ます。
  • 評論家の山本七平氏は、聖徳太子にルーツを持つ日本人の共通原理として「話し合い絶対主義」を指摘しています。
  • また、歴史学者武光誠氏は、「日本に一貫するものであり、あらゆるものを取り込み融合させる和の文化」と述べ、これを「円の思想」と呼んでいます。
  • 日本の仏法で最初に建造された官寺である「四天王寺」は、「和宗」の総本山です。