易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「基盤産業を考える」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「水風井」の「四爻変」でした。
  • 「井」(せい)は、人々や社会を労い・励まし・助け、底辺から支えます。 
  • 「四爻変」ですから、日頃の手入れや修理を大切にします。
  • 本日のテーマは、「基盤産業を考える」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 自治体が行政サービスの水準を維持するためには、安定した税財源を確保することが必要です。
  • 自治体の財源には、固定資産税のような規模に応じて安定的に入ってくる税源やその財政力に応じて国から配分される「地方交付税」もありますが、より快適で魅力ある地域づくりを進める上で、域内に立地する会社などの法人関係税収のより多い地域が、財政的に豊かであり余裕が持てるのは当然のことです。
  • 公益財団法人 大阪府市町村振興協会発行の『大阪府市町村ハンドブック』によると、当地・四條畷市の令和元年度決算のデータでは、法人税収比率が市の税収全体の4.7%となっています。(大阪府域の市全体<大阪市堺市を除く>で見ると、その比率は7.6%)
  • また同『ハンドブック』に掲載されている四條畷市の【名産・特産品】は、「金網、米、みそ」となっています。

 

〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマは「基盤産業を考える」です。
  • 岡⼭⼤学⼤学院・経済学部の中村良平教授によると、「基盤産業」とは、人や企業の存在とは関係なく立地するもので、需要が主に地域外から生じる産業。例えば、製造業における工場や農林水産業などです。
  • また「非基盤産業」とは、それ以外の域内を主たる販売市場としている産業で、建設業、小売業、対個人サービス、 公共的サービス、公務、金融保険業(支店、営業所)、不動産業などが該当します。
  • 中村教授による地域の産業構造に関する調査結果から、「基盤産業」が「⾮基盤産業」を牽引する役割を担っていて、地域の⼈⼝は「基盤産業」の規模に応じたものとなっているようです。

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    中村教授の資料から
  • つまり「まちの経済規模」は、基盤産業部⾨の従業者数にほぼ⽐例するようです。( 地域全体の従業者数=基盤部⾨従業者数×6.5/ 就業者1⼈は平均して2⼈の⽣活を⽀えているので、地域の⼈⼝=地域全体の従業者数×2)
  • 以上を踏まえると、「地域の⼈⼝=[基盤部⾨の従業者数]×13 」となり、地域の⼈⼝を1万⼈増やしたいならば、 「基盤産業」部⾨の雇⽤を「新たに約770⼈分創出する必要がある」と説明しています。