〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「山地剥」の「四爻変」でした。
- 「剥」(はく)は、基礎が弱体で崩壊寸前にあります。
- 「四爻変」ですから、身近に迫る危機をしっかりと認識し、地力を蓄える必要があります。
- 本日のテーマは、「レジリエンス」とします。
〇「地域を楽しむ」
- 大阪を訪れる外国人数は、2014年(平成24年)には376万人でしたが、2019年(令和元年)には1231万人を記録し、都道府県別訪問率ランキングでも、第1位・東京都の47.2%に次いで、大阪府が第2位の38.6%となっていました。
- このように大阪のインバウンドの観光客は、2019年(令和元年)まで極めて順調に増加し、都心部を中心に外国人客などで大賑わいでしたが、2020年(令和2年)以降、新型コロナによる入出国規制で状況が一変しました。
- 今月になって緊急事態宣言は解除されたものの、外国人観光客の姿は消え、繁華街の人通りも大きく減少しています。
- 1年延期された東京オリンピックの開催を含めて、感染拡大を抑えながら社会経済活動を復元していく道筋を、一日も早く見出したいところです。
〇「観る力を養う」
- 本日のテーマ「レジリエンス」から、大阪の底力について考えてみました。
- さて、「レジリエンス」とは、いわゆる「ポジティブ心理学」の関連で、少し前によく耳にした言葉です。
- 「逆境を跳ね返す力」、つまり元々我々人間に備わっている精神的な強さであり、本来のたくましい姿を取り戻す「復元力」ですね。
- 先日の3月18日、大阪が誇る集客拠点であるUSJが、任天堂のキャラクターや世界観をテーマにした新エリア「SUPER NINTENDO WORLD」をオープンしました。
- このエリアは2017年(平成29年)6月に着工され、当初は2020年7月の東京五輪開幕までに開業するのが目標でしたが、コロナの影響で大幅に延期されていたところです。
- 世界で親しまれているスーパーマリオなど、この新たなエリアをテコに、USJが大阪圏の集客力を復元する牽引役になってくれることを祈ります。
- さらに大阪が、持ち前の地域特性…コロナはもちろんのこと、いかなる逆境にもへこたれず、ボケとツッコミの笑いで切り抜ける「レジリエンス」を発揮して、2025年の「大阪・関西万博」の開催につなげていく底力を示せるよう、心から期待するものです。