易経で自分らしさを磨く

今日の易占から/地域を楽しむ/観る力を養う

「情と理」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「離為火」の「四爻変」でした。
  • 「離」(り)は「付着」する。何かと結びついて化学反応を起こすような情熱が高まるときです。 
  • 「四爻変」ですから、自分の能力を過信して暴走しないよう、心しないと…。
  • 本日のテーマは、「情と理」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地・四條畷ゆかりの小楠公・楠正行は、「情と理」のバランスを持った、私利私欲とは無縁の清々しい若武者でした。
  • その一端は、今も大阪市中央区京阪電車天満橋駅北側の大川堤防沿いにある「小楠公義戦之跡碑」の碑文からも読み取れます。この石碑は1940年(昭和15年)の皇紀2600年事業の一環として大阪市東区教育会建立したものです。
  • 1347年(正平2年)11月26日の未明、正行率いる軍は、北朝を担ぐ足利方の山名時氏軍を北へ北へと敗走させ、これを追撃して大川(当時の淀川)の渡辺橋まで追い詰めました。
  • この碑文によると、以下(概略)のように刻まれています。

「正行は、橋から大川に落ちた敵兵五百数十人を救出、寒天に凍りつくのを温め、衣食と薬を与えた。」

「恩に感謝した敵兵は帰順し、翌年正月5日の四條畷の戦いで全員共に討死する。」

「正行は真に忠孝、友愛、仁義の人…日本精神の化身である。」

「明治の初め、わが国が国際赤十字への加盟を求めた際に、この話を聞いて感動し、容易に加盟が認められた。」

f:id:okarina1952:20210328112733p:plain

楠公義戦の碑

〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「情と理」について、その意味から確認してみました。
  • 「理」とは、「物事の筋道、ことわり、道理」であり、また「不変の法則や原理・理法」あるいは「論理的な筋道・理屈、ものの道理」を指しています。また、 中国の朱子学では「宇宙の根本原理」を意味する言葉として使われています。
  • 「情」とは、「物に感じて動く心の働き、感情」であり、「 他人に対する思いやりの気持ちや情け・人情」、あるいは「 まごころ、誠意」「 意地」「 特定の相手を恋い慕う気持ち」、また時には「 おもむき、味わい、趣味」など、様々な場面で用いられます。
  • さて、日本航空の再建も手掛けた京セラの名誉会長・稲盛和夫氏は、リーダーシップには「理」と「情」の両方が必要だと語っていました。
  • 誰が観ても困難な事案に立ち向かうには、当然誰もが納得する論理が必要です。しかし、それを実際に解決していくためには、「情」という味つけがなければ(特に利害に直接絡む)人間は「理」だけでは動かせません。
  • (「言うは易く行うは難い」ことですが)率先垂範する行動とともに、「理」と「情」が一枚の布を織り上げるような判断、指示があってこそ、リーダーシップが発揮できるものだと思います。