〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「火水既済」の「二爻変」でした。
- 「既済」(きさい・きせい)は、新たに何かが始まる黎明期。混沌としている中に光明があります。
- 「二爻変」ですから、ここは自重し、立ち止まって情勢を見極めます。
- 本日のテーマは、「静止の中のゆらぎ」とします。
〇「地域を楽しむ」
- 当地・四條畷は、大阪都市圏の近郊にあって自然の水と緑豊かな地域です。
- 例えば市域の東部、奈良県境にも近い田原地区には、2003年(平成15年)に大阪府の支援による「ため池整備事業」の完了にあわせて、地元関係者と共に手づくりした「ビオトープ」があり、例年5月末~6月初旬になると、ホタルがその周辺と戎川沿いを飛び交いました。
- この「ビオトープ」は、地元「田原里山の会」が田原小学校と連携してホタルの生息環境を整えたもので、2004年(平成16年)以降、「ホタル鑑賞の夕べ」という観察会が、ほぼ毎年開催されてきました。
- さて、今年のホタルは、幻想的な光の乱舞を魅せてくれるでしょうか。
- コロナ禍の推移も気になる昨今、私自身もここ数年鑑賞できて(足を運べて)いませんが…
〇「観る力を養う」
- 本日のテーマ「静止の中のゆらぎ」は、「1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ」について取り上げてみました。
- 数学的に「1/fゆらぎ」は、「パワー(スペクトル密度)が周波数f に反比例するゆらぎのこと。ただし f は 0 より大きい、有限な範囲をとるものとする。」と説明されていますが、分かり難いですね。
- 自然現象に見られる「1/fノイズ」とも呼ばれる現象の具体例として、人体の心拍の間隔、ロウソクの炎の揺れ、電車の揺れ、小川のせせらぎ(音)、目の動き、木漏れ日、ホタルの光などが挙げられます。従前から扇風機の風などにも応用されていますね。
- ホタルでいえば、草むらに身を潜めて静止しているところなどを観察すると、一定リズムの点滅や強弱(ゆらぎ)があります。
- ホタルの放つ光は、この「ゆらぎ」があることで、鑑賞する人々の心がより一層癒される効果があるように感じます。
- 同様に、木漏れ日の中や波の打ち寄せる海岸に身を委ねていると、心が限りなく癒され、心身が静止状態にあるような感覚になることがありますね。