易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「新風を吹き込む」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「山風蠱」の「三爻変」でした。
  • 「蠱」(こ)は、マンネリ化して退廃しつつある状況。風通し良くして新風を入れます。 
  • 「三爻変」ですから、残された課題を片づけて、新たな学びの領域に向かいます。
  • 本日のテーマは、「新風を吹き込む」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地・四條畷では、昨年末に市長選挙があって、二期目の東市政の下で新たな年度を迎えています。
  • この時期は人事異動があり、新しく採用された職員も配属されたことでしょう。
  • 駅周辺の様子も、これまで建っていた老舗が姿を消し、コンビニやレストランなど、趣の違うお店が開かれています。
  • コロナ禍という感染症の新風で、家庭料理が見直され、職場ではリモートワーク、そしてお店ではテイクアウトやデリバリーサービスなど、ライフスタイルも変化してきました。
  • 社会経済の変化がもたらす新風を受けながら、人間の入れ替わりがもたらす新風を地域に吹き込んで、新たな魅力と活力の創造につなげていくことが大切ですね。

 

〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「新風を吹き込む」ですが、まず「新風」とは、「今までと違う新しいやり方や考え方。清新な雰囲気を感じさせる傾向」であると解釈します。
  • 昨今、歴史学の分野に新風を吹き込んだ人物の一人に、日本文化研究センター教授:磯田道史(いそだ みちふみ)氏がいます。
  • 書店に並ぶ多くの著作や映画化された作品もありますが、やはりNHKBS放送の番組『英雄たちの選択』で、分かりやすく独自の歴史解釈を大胆に語るところが、私にとって斬新で興味深く感じられます。
  • 最近の磯田氏は、城郭専門の千田嘉博奈良大学教授とともに日本の城を紹介する番組にもよく出ていますが、その出身地にある岡山城の大規模改修に向けて、フロアごとにテーマを設けて歴代城主や城下町の変遷を紹介する展示場の監修を依頼されているようです。
  • 常に嬉々として現場と古文書に接しながら、「歴史は過去と現在のキャッチボールである。」と語り、今日の社会経済に活かすべきものを提示しようとする姿勢は、まさに「歴史学界の新風」といえるでしょう。その人物評では「平成の司馬遼太郎」ともいわれます。

    f:id:okarina1952:20210405114326p:plain