〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「乾為天」の「四爻変」でした。
- 「乾」(けん)は、人格形成のプロセスを説きます。
- 「四爻変」ですから、飛躍のタイミングをよく見極めるとき。力量・器量にもっと磨きをかけます。
- 本日のテーマは、「4つのジンザイ」とします。
〇「地域を楽しむ」
- より良い国家社会を形成するためには、有為な人材を輩出する教育機関の役割は極めて重要です。
- 教育機関に対する評価は、「寺子屋」「塾」「藩校」「学問所」「学校」等々、その名称に関わらず、輩出された人物とその事績によって下されるとすれば、かの吉田松陰が開き後に「松下村塾」と呼ばれた私塾は、まさに「奇跡の教育機関」と呼ぶべきでしょう。
- 松陰は、1年1ヵ月ほどの期間に、79人の若者に全身全霊で「至誠とは何か」「自分が何のために生まれてきたか」を問いかけ、教えを説きつづけました。
- その塾生の中から、高杉晋作・久坂玄瑞・桂小五郎(木戸孝允)・伊藤博文・山県有朋など、幕末から明治の近代国家の形成を導いた総理大臣を始め多くの要人を輩出しています。
- 吉田松陰は、当地・四條畷ゆかりの人物、小楠公・楠正行の生きざまに、少なからず影響を受けています。
〇「観る力を養う」
- 本日のテーマ「4つのジンザイ」は、比田井和孝氏(長野県にある「上田情報ビジネス専門学校」副校長)の言葉から引いてきました。
- 比田井氏のいう「4つのジンザイ」とは、「人罪」「人在」「人材」「人財」の4つです。(『あなたの人生が変わる奇跡の授業』三笠書房刊)
- 「人罪」は、人に迷惑をかける人であり、「人在」は「そこにいるだけ…」の「存在する人」です。
- そして「人材」は、仕事がきっちりとできて、技術や知識もあるけれど、「辞めてしまっても別の人で代替できる人」です。
- 4つ目の「人財」は「財産となる人」であり、「なくてはならない貴重な人」ですね。
- すべての人間は、その存在そのものが唯一の貴重なものだと思いますが、時々の組織集団の構成員を分類すると、確かに4種類に分かれます
- 比田井氏は、「人材と人財の違いがどこにあるのか?」という問いに対して、「それは人間性」と指摘し、「仕事は、知識や技術でするものではなく、人間性でするものだから。」と述べています。