〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「沢地萃」の「四爻変」でした。
- 「萃」(すい)は、集まる。集い交歓します。
- 「四爻変」ですから、現状、居心地はよくありませんが、自制心を持ち続けます。
- 本日のテーマは、「集合知」とします。
〇「地域を楽しむ」
- 当地の「なわて学」は、あらゆる角度・側面から「四條畷」をまるごと学ぶ「場と機会」を提供しながら、「学びの体系づくり」を試みる活動。いわば「地域の集合知」を追求しています。
- それぞれの地域が持っている独特の資源・資産、あるいは魅力については、長年住んでいても明確に共有されていなかったり、また案外気づいていないこともあります。
- その地域を愛する人々が、断片的かつ潜在的に意識している「地域独自の資源・資産・魅力」を、一度みんなで掘り起こして共有化してみたら、そこに新たな「わがまちの宝もの」が観えてくるかもしれません。
〇「観る力を養う」
- 本日のテーマ「集合知」は、「多くの人の知識が蓄積したもの。また、その膨大な知識を分析したり体系化したりして、活用できる形にまとめたもの。」であり、デジタル化が進みネットワーク社会が深化する近年、注目を集めている概念の一つです。
- 米マサチューセッツ工科大学(MIT)のトーマス・マローン教授は、2002年(平成14年)に世界中の200以上のグローバル企業に対して調査を行い、「21世紀の企業組織はどのようになるか」を提示しました。
- このマローン教授は、「集合知」を「一つの目的に向かって知的作業を行う個人の集合」「知的に見える行為を集合的に行う個人の集合」などと定義しています。
- そのポイントは、「多数の知を集めること。そして、集めた知を多数決や公約数としてでなく、体系化することによって、少数の知では生み出し得なかった大きな価値の創造に活用する」という点にあるようです。
- また同時に「集合知」を生み出すための不可欠な要素として、「目的と対象が明確な『場』が提供されること」を指摘しています。
- 人間社会には、人間国宝級の「匠の技」や特定分野の専門的な知見も必要ですが、むしろ昨今求められているのは、「『三人寄れば文殊の知恵』のネットワーク社会版」ともいうべき「集合知」かもしれませんね。