易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「未利用資源の活用」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「水風井」の「三爻変」でした。
  • 「井」(せい)は、社会資本を充実して、広く人々に恩恵をもたらします。 
  • 「三爻変」ですから、残念ながら世間から評価されていないので未活用です。
  • 本日のテーマは、「未利用資源の活用」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地・四條畷市は、2015年(平成27年)に国の「分散型エネルギーインフラプロジェクト」という地域力の再生支援事業の対象に採択されています。
  • 総務省が推進するこのプロジェクトの政策目的は以下のとおりであり、現在も継続されています。

地方公共団体を核として、需要家、地域エネルギー会社及び金融機関等、地域の総力を挙げて、バイオマス、廃棄物等の地域資源を活用した地域エネルギー事業を立ち上げるマスタープランの策定を支援する」

  • これまで全国の中で54の自治体が、この採択を受けてマスタープランを策定し、そのうち18団体で事業化が進められているようです。
  • 四條畷は、残念ながら18団体には入っていませんが、学校給食センターの「ガス・コ・ジェネレーションシステム」をはじめ家庭における太陽光発電の利用支援等々、地域内のエネルギー資源の活用に向けた施策が数年にわたり取り組まれました。
  • このプロジェクトによって活用されている地域「分散型エネルギー」の中身は、総務省が集約してホームページなどで紹介されています。

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    総務省のホームページから

 〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「未利用資源の活用」から、ごみ問題に目を向けてみました。
  • そもそも「ごみ」は、その時代に生きる人間の価値判断によって、その「もの」に貼られたラベルや呼称であり、意味するところは「物のクズ,不要になったもの,役に立たないものなど」の総称です。
  • しかし本来、「人間も宇宙・大自然の中の一部であり、世の中の全てのものは、何らかの価値を持って共生しながら存在している。」という考え方に立てば、「ごみ」と「資源」の区別は、相対的なものになります。
  • 廃棄物処理行政の世界では、従来から「分ければ資源、混ぜればゴミ」というキャッチフレーズで、廃棄物の分別が推進されてきました。
  • この流れに沿った意識が、今日の社会に生きる人々に定着しているならば、「資源」と「ごみ」を区別しない循環型社会も、さらに進化したレベルに来ているはずですが、現実はどうでしょうか。
  • この間は、コロナ禍もあって家庭から出る廃棄物が増加していますので、改めて身近なところから実践できる行動、つまり「ごみを出さない」あるいは「ごみを減らす」、そして「ごみの資源化」を一層心掛けることが大切ですね。