〇「今日の易占から」
- 今日の易占は「天火同人」の「二爻変」でした。
- 「同人」(どうじん)は、志をともにする人々を集めるときです。
- 「二爻変」ですから、狭い世界のつながりだけでなく、広く同志を求めることが大切ですね。
- 本日のテーマは、「同志とともに」とします。
〇「地域を楽しむ」
- 南北朝の時代、1348年(正平3年)に当地・四條畷で南朝方・楠正行とともに最後まで戦い抜いた武将として、和田賢秀(わだけんしゅう/にぎたけんしゅう)がいます。
- 大阪府指定文化財にも指定されている「和田賢秀の墓」は、四條畷神社の管理の下、四條畷市の塚脇町に鎮座していて、その墓石碑には、正面に『和田源秀戦死墓』と刻まれています。 〇「観る力を養う」
- 本日のテーマ「同志とともに」から、地域ゆかりの武将のことを思い起こしました。
- 和田賢秀は、湊川の合戦で楠木正成とともに最期を遂げた弟・正季の息子であり、その後、楠木一門の棟梁となった従兄弟の楠正行にいつも従い、武勇の誉れ高い若武者でした。
- 四條畷の戦いで正行らが自刃した後、北朝方・高師直の陣に潜入していましたが、無念にも、かつての味方・湯浅太郎左衛門に討たれました。当時の年齢は定かではありませんが、正行とほぼ同年代の20歳前後と考えられています。
- 賢秀の頭部は、討たれた後も相手の首に噛みついて放さず、太郎左衛門はそれが元で亡くなったといわれます。
- そうした言い伝えから、地元では賢秀の慰霊を「歯噛様(はがみさま)」(歯神様)として祭っています。
- この墓所に参拝すれば、和田賢秀にあやかって丈夫な歯を維持できるというご利益があるはずです。