易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「知らざるを知る」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「山水蒙」の「初爻変」でした。
  • 「蒙」(もう)は、まだまだ無知で未熟な状態。目的・目標を持って体系的に学ぶことが大切です。 
  • 「初爻変」ですから、まさに基礎基本から学びます。
  • 本日のテーマは、「知らざるを知る」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • ここ大阪・四條畷でも先日来、「鯉のぼり」が近隣の風景を彩っていて、心が和みます。

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  • 今日「こどもの日」は、国民の祝日の一つです。ただ改めて「なぜ5月5日なのか?等々」、その由来などについては、自分自身がほとんど知らないことに気づきました。
  • いわゆる「祝日法」の第2条には、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」という趣旨が示されています。
  • この祝日は、1948年(昭和23年)7月20日の法制定当初から設けられ、その翌年の「端午の節句」の日が最初でした。
  • そもそも「節句」とは、日本の宮廷において、その季節の到来を味わう「節会(せちえ)」と呼ばれる宴会が開かれており、その中から江戸幕府が公的に祝う日として定めたのが「人日、上巳、端午、七夕、重陽」の五節句といわれている中の一つです。
  • ついでに「五節句」の関係情報を、ウィキペディア等から引いてみました。

1.「人日(じんじつ)」1月7日七草の節句七草粥

2.「上巳(じょうし)」3月3日桃の節句:雛祭り、菱餅、白酒

3.「端午(たんご)」5月5日端午の節句:鯉のぼり、菖蒲酒・湯、柏餅、ちまき 

4.「七夕(しちせき)」7月7日七夕(たなばた):素麺、織姫

5.「重陽(ちょうよう)」9月9日菊の節句:菊、菊酒

 

〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「知らざるを知る」から、このことに関する古典の文言をたどります。
  • まず『論語』(為政)から、読み下し文で「汝に之を知ることを誨えんか(おしえんか)。これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知るなり。」という孔子の教えがあります。
  • この説くところは「知らないことは、知らないと自覚すること、これが本当の知るということである。」やはり奥深い名言ですね。
  • また『礼記』(学記)には、「学然後知不足、教然後知困」読み下し文「学びて然る後に足らざるを知る」「教えて然る後に困しむを知る」があります。
  • つまり「いろんなことを学んだ結果、改めて自分の知識や経験がいかに足りないかを知り、そして人に教える立場になって、自分の未熟さと努力が必要なことを思い知らされる。」という教えです。
  • いつまでも学び続ける姿勢を心掛けたいものですね。