易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「五味五色」

〇「今日の易占から」

  • 「頤」(い)は、養いの道を説く。実力を養うために、日常の食生活を節します。
  • 「四爻変」ですから、誰かに依存している状態ですが、誠実に尽くす姿勢で臨みます。
  • 本日のテーマは、「五味五色」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 大阪は、「食い倒れ・大阪」と称されるように、食文化が豊かな圏域です。
  • 毎年夏が来て、「天神祭」が近づいてくると、大阪では鱧(はも)料理の季節となりますね。
  • 少し前の2017年(平成25年)12月、「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
  • 登録申請の際に、和食文化を紹介するため、農林水産省が作成したリーフレットの一部を抜き出してみます。

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〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「五味五色」の「五味」は、「甘い・塩辛い・酸っぱい・苦い・辛い」からなる五つの味を指す料理用語です。
  • また「五色」は、「青・赤・白・黒・黄」の五つの色を表す料理用語で、素材の色を組み合わせて、盛りつけに鮮やかな色を演出するために用いられる言葉です。
  • 元来「五味五色」は、中国古来の「陰陽五行説」に由来するもので、食材の味と色に対して、それぞれ力を与える臓器(五臓)を割り当てたものといわれます。
  • この考えでは、「青」「酸っぱい」は肝臓、「赤」「苦い」は心臓、「黄」「甘い」は脾臓、「白」「辛い」は肺、「黒」「塩辛い」は腎臓を養うとされています。(お借りした図の「腎」は「賢」になっていますが…)

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  • 「和食」(日本食)は、中国の食文化を取り入れながら独自の文化を築き、「辛味」を「旨味(うまみ)」に替えて「五味五色」を競う「和食ワールドチャレンジ」も開催されています。(第9回の今年はオンライン開催)