易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「観光の原点」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「風地観」の「四爻変」でした。
  • 「観」(かん)は、物事の本質を観察し、冷静な判断を下します。
  • 「四爻変」ですから、他国の「光」:文物・政治・暮らし・風俗などをよく観察し、自国の繁栄に活かします。
  • 本日のテーマは、「観光の原点」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 当地・四條畷が誇れる「地域の宝もの」は、「ひと・歴史・自然」という3つの視点から観ると、十指を越えるものが挙げられます。

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〇「観る力を養う」

  • さて、「観光の原点」については、2003年(平成15年)4月に当時の小泉内閣の下で設置された「観光立国懇談会」がまとめた「観光立国懇談会報告書」-住んでよし、訪れてよしの国づくり-の「I 観光立国の意義」の中で、以下のように述べられています。

2.観光の革新-文化の磁力を高めて-
(1)「国の光を観る」-観光の原点-
 「観光」の語源は、中国の古典『易経』の「国の光を観る」にあるといわれている。『易経』は、一国の治世者はくまなく領地を旅して、民の暮らしを観るべしと説いている。民の暮らしは政治の反映であり、善い政治が行われていたならば、民は活き活きと暮らすことができ、他国に対して威勢光輝を示すことができるというわけである。つまり、「国の光を観る」という行為は「国の光を示す」という国事行為につながっていたのである。
 観光立国の推進に当たっては、まずはこうした「観光の原点」に立ち返ること、つまり「観光」概念の革新が必要になる。観光の原点は、ただ単に名所や風景などの「光を見る」ことだけではなく、一つの地域に住む人々がその地に住むことに誇りをもつことができ、幸せを感じられることによって、その地域が「光を示す」ことにある。そのように考えると、観光は、国づくりや地域づくり、町づくりと密接にかかわることが明らかになる。

  • この提言に基づいて、2006年(平成18年)12月には「観光立国推進法」が制定され、翌2007年(平成19年)には「観光立国推進基本計画」を閣議決定、そして2008年(平成20年)10月には、 観光庁が設置されました。
  • 今はコロナ禍が収束するまでの間、インバウンドの観光客は期待できませんが、苦難続きの東京オリンピックをやり遂げ、「観光立国・日本」が復活する日がいずれ到来することでしょう。