易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「決断力を補う」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「沢天夬」の「三爻変」でした。
  • 「夬」(かい)は、決断・決行すべきとき。過去への執着と決別します。 
  • 「三爻変」ですから、自分を過信して道を誤らないよう心掛けます。
  • 本日のテーマは、「決断力を補う」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • 「 緊急事態宣言」から「まん延防止等重点措置」に移行後、10日間を経過した昨日(6/30)、大阪府がコロナ対策の出口に向かう「ロードマップ」の素案を発表しました。

    f:id:okarina1952:20210701111000p:plain

    2021年7月1日付け毎日新聞から抜粋
  • これは、飲食店などの事業者をはじめ府民に求める行動制限の緩和を決断する場合のものさしを提示するためのタタキ台です。
  • 感染症対策では、ワクチン接種の普及率や確保すべき病床数などのように、頑張ればある程度制御できる変数とデルタ株による感染率や重症化率のように、行動制限だけでは制御できない変数とを考えあわせる必要があります。
  • したがって、コロナ対策の出口に到達する条件を示すには、これらの変数に一定の法則性を見出す専門的な知見と政策責任者の適切な『決断力』(=英断)が不可欠です。

 

〇「観る力を養う」

  • さて、「決断力」ですが、人間は全知全能の神ではありませんので、重大な事柄を決断する際には、どんな人でも迷いや不安など決断を躊躇することが多々あります。
  • この「決断力」を適切に発揮するには、少なくとも以下の3つの条件が求められます。
  • まず1つは、その考え方や行動方針について、自分自身の明確な意志(信念)と責任を取る覚悟があることです。
  • 2つ目として、その決断に至る過程において、専門家の助言を含めた衆知が結集されていること。
  • そして3つ目は、その決断をもとに行動するタイミングが適切であることです。
  • これら3つの条件が揃っていても世間の強い逆風などがあり、どうしても決断できないときは、素直な気持ちで『易経』に問いかけるのも、「決断力を補う」一つの方法かもしれません。