易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「易経」の原理:「四徳」と「四要素」について

Ⅲ『易経カード』の背景

イ.「易経」の原理

☆「四徳」と「四要素」について

・「四徳」とは、「元・亨・利・貞(げん・こう・り・てい)」という「易経」の定型的な4つのシグナル(示唆)を指します。

・「元・亨・利・貞」を和文に読み下すと、「元(おお)いに亨(とお)り、貞(ただ)しきに利(り)あり」となり、「易経」でこの文言が出てくるときには、「物事が順調に運び、常日頃の努力を継続すれば自ずと結果がついてくる」という意味合いが込められています。

「四要素」とは「象・辞・変・占(しょう・じ・へん・せん)」、つまり「象」は陰と陽で構成される形、「辞」はメッセージ、「変」は陰と陽が相互に織り成す変化、そして「占」は吉凶などの占断であり、「易経」から読み取るべき「4つの要素」を示しています。

・次回は「易経」の原理:「吉凶悔吝」について説明します。