各カードの解説(No.3.風地観(ふうちかん))
Ⅱ『易経カード』を使ってみよう!
各カードの解説(より効果的に使うために)
☆No.3「風地観(ふうちかん)」
・「五爻」と「上爻」が陽、あとは「陰」の形(卦)です。
ア.「卦」の形:「五爻」と「上爻」が陽「-」で、あとは陰「- -」が重なった象形
イ.「卦」の名称:「風地観」(ふうちかん)
ウ.「卦」の主たるメッセージ:「本質をよく見極めて判断す」
このカードが出たら、何事もしっかりと観察して、その本質を捉えるべき時です。
易経にも通じていた東洋哲学者・安岡正篤氏の説く「思考の三原則」は、「第一が長い目で観ること、第二が多面的に観ること、そして第三が根本を観ること」です。この卦は第三のポイントですね。
エ.8グループの「色分け帯」:「坤・地グループ」の橙色
オ.デジタル番号:No.3(「二進法」で解釈し、「十進法」で表示した番号
カ.「吉凶」の区分:「卦」の吉凶評価は「吉」
キ.「評価ポイント」:「吉」= +1(双六ゲームでこのカードのところに来ると1つ前に進めます。)
ク.各「爻」のコメント(サイコロの目が示す番号:1=初、2~5=二~五、6=上)
・さて、その後の展開はどうなるか?
⇒サイコロの目の「爻」を(陰を陽に、陽を陰に)反転させます。
⇒反転させた後に得られる「卦」、それが「之卦(しか)」です。
⇒サイコロの目が示す「之卦」カードを取り出し、その主メッセージ(ウ)と吉凶(カ)を読み取ります。