易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「組織の強さと進化」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「火風鼎」の「上爻変」でした。
  • 「鼎」(てい)は、互いに協力協働して目標に向かうときです。 
  • 「上爻変」ですから、よきチームワークで目標達成が見えてきます。
  • 本日のテーマは、「組織の強さと進化」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • ここ大阪では、昨日「大阪府新型コロナウィルス対策本部会議」が開かれ、「緊急事態宣言」の解除を要請する方針を固めた上で、兵庫県京都府と協議することが決定されました。
  • ようやくワクチン接種も始まりましたが、昨年来の大阪府の組織運営は、知事のリーダーシップの下に、対策本部としてのガバナンスと関係部局の職員の動きが的確であり、正解も終期も分からない難題山積の中で、今日の行政組織に必要な「強さと進化」を如実に示しているように思います。

 

〇「観る力を養う」

  • 本日は、組織の存立意義を果たしつつ、維持存続するための「組織の強さと進化」について考えてみました。
  • 従来からの組織理論で「強い組織」といえば、規模の大小や官民・NPOを問わず、以下の4つの要素がしっかりと共有され、機能していることが必要と考えています。

1.フィロソフィー(理念哲学):歴史と価値観(存在価値・組織目的)の共有

2.ガバナンス(統治):理念哲学を踏まえた事業領域の設定と時宜を得た意思決定

3.マネジメント(経営):適切な資源の配分とPDCAサイクルの持続

4.オペレーション(管理手法):効率的な事業執行と組織管理

  • そして今世紀に入り、社会経済が一層グロ-バル化し、かつ資本主義社会が成熟化するにつれて、組織理論も「強さ」と合わせて「進化」が問われる時代に入っています。
  • これまでにない局面や激しい環境変化の中で、あらゆる組織が試され淘汰された結果、組織内部に創発力が培われ、自力で「進化」を遂げられる組織が存続していくのは、むしろ普遍的な原理と捉えるべきかもしれません。
  • 今のコロナ禍が一定の収束に至る過程において、各々の組織としての「強さと進化」の度合いが、国レベルや自治体レベルで比較検証されていくものと思われます。