易経で自分らしさを磨く

~『易経カード』を人生のシグナルに~

「恒常性(ホメオスタシス)」

〇「今日の易占から」

  • 今日の易占は「雷風恒」の「五爻変」でした。
  • 「恒」(こう)は、安定・恒常を保つとき。現状に安住することなく変化に備えます。 
  • 「五爻変」ですから、自分の役割・立場に従い、所期の目標に向かいます。
  • 本日のテーマは、「恒常性(ホメオスタシス)」とします。

 

〇「地域を楽しむ」

  • ここ大阪は今日(5/12)から、新型コロナ対策の「緊急事態宣言」が延長されました。
  • 予防ワクチンの接種が行きわたるまで、あとしばらくは互いに行動と体調管理に気をつけないといけませんね。
  • 新型コロナウィルスの感染症状には、大きく個人差があるようですが、とりわけ「体温」の変化と重症化の目安となる「血中酸素飽和度」が重要ポイントといえそうです。
  • この「血中酸素飽和度」を測定できる機器・パルスオキシメーターが注目され、新型コロナ患者の病状の判断目安として用いられています。
  • 肺がダメージを受けると、肺から血液中に酸素が十分に行き渡らず、酸素飽和度が低下することから、この機器を患者の指先に装着して動脈血液中の赤血球ヘモグロビンが酸素と結合している比率を測定し重症度を判定するようです。
  • 新型コロナウィルス感染症患者の血中酸素飽和度は、「96%以上」が軽症、「93%超〜96%未満」は中等症Ⅰ(呼吸不全なし)、「93%以下」は中等症Ⅱ(呼吸不全あり)とされています。(厚生労働省「新型コロナウィルス感染症(COVID-19)診療の手引き」)

 

〇「観る力を養う」

  • 本日のテーマ「恒常性(ホメオスタシス)」は、体温や血圧、体液の濃度などを一定の範囲内に保つ生物の持つ重要な性質のひとつで、生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体機能全般を一定に保とうとする性質、あるいはその状態を指す言葉です。
  • 人間の平均体温は「36℃」前後といわれています。1分間の平均呼吸数が海岸に打ち寄せる波の数にほぼ等しい「18回」で、心拍(脈拍)は72回ですから、「呼吸数×2=体温×2=心拍数」というのが、人体の持つ自然なリズムと考えられます。

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  • 感染症の際に体温が上がるのは、まさに「恒常性」の賜物であり、病原体が熱に弱いという性質を利用した人体の抵抗活動です。
  • 人間も生物ですから、この「恒常性」を備えているわけですが、日頃は意識していないということが健康な証拠かもしれません。
  • この機会に、自分の「体温」とそのリズムを自覚し、より健康で感染症に負けない力、つまり「恒常性」を持続できるよう心掛けたいものですね。